〜第二章〜 白布が仲間になりたそうにこちらを見ている
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2年生も白布と同じクラスになった。
新学期の挨拶がてら私は、
「白布!どっちが先にスタメンになれるか勝負だ!」
と、早々に勝負を仕掛けた。
1年生の勉強では1度も白布に敵わなかった。
それなら部活で勝負をすればいい。
確かに男女では体力や体格に差が出て勝負ができないけど、各々の部活での成績で勝負ができるではないか。
なんでもっと早く気付かなかったのだろう。
「……俺、もうスタメン」
「そうなの?!聞いてないよ!」
「聞かれてないし」
いや、そうなんだけど。
だって思わないじゃん。
うちの男子バレー部ってU19の日本代表に選抜された絶対王者と呼ばれる選手がいるって聞いたことがある。
そんな彼がいるチームのスタメンに2年生のうちに入れるなんて。
……そのとき急に白布が話してくれた白鳥沢を目指した理由が頭をよぎった。
「もしかして以前言ってた憧れている先輩って」
白布はコクリと静かに頷いた。
「牛島さん。俺が今、その人にトスを上げてる」
「凄いね!」
……あれ、話が流れたけどこの場合の勝負って不戦勝扱いになるの?
なんだか出鼻をくじかれた気分。
「そういうことだから、俺の勝ちだな」
「ちょっ!待って!」
「待たない。そうだな……」
私から視線を反らして考え込む白布。
いや、命令の内容を考えていると言うより、この命令を言っていいものかと悩んでいるように見えた。
「試合見に来てくれない?」
「え、それでいいの?」
考えていた割には拍子抜けな命令だった。
だって、言われなくても行くつもりだったから。
「俺がやりたい強いバレーを●●に見て欲しい」
「うん、絶対に行くね!」
白布がやりたいバレー、憧れの牛島先輩。
一体どんなプレーをするのだろうか。
新学期の挨拶がてら私は、
「白布!どっちが先にスタメンになれるか勝負だ!」
と、早々に勝負を仕掛けた。
1年生の勉強では1度も白布に敵わなかった。
それなら部活で勝負をすればいい。
確かに男女では体力や体格に差が出て勝負ができないけど、各々の部活での成績で勝負ができるではないか。
なんでもっと早く気付かなかったのだろう。
「……俺、もうスタメン」
「そうなの?!聞いてないよ!」
「聞かれてないし」
いや、そうなんだけど。
だって思わないじゃん。
うちの男子バレー部ってU19の日本代表に選抜された絶対王者と呼ばれる選手がいるって聞いたことがある。
そんな彼がいるチームのスタメンに2年生のうちに入れるなんて。
……そのとき急に白布が話してくれた白鳥沢を目指した理由が頭をよぎった。
「もしかして以前言ってた憧れている先輩って」
白布はコクリと静かに頷いた。
「牛島さん。俺が今、その人にトスを上げてる」
「凄いね!」
……あれ、話が流れたけどこの場合の勝負って不戦勝扱いになるの?
なんだか出鼻をくじかれた気分。
「そういうことだから、俺の勝ちだな」
「ちょっ!待って!」
「待たない。そうだな……」
私から視線を反らして考え込む白布。
いや、命令の内容を考えていると言うより、この命令を言っていいものかと悩んでいるように見えた。
「試合見に来てくれない?」
「え、それでいいの?」
考えていた割には拍子抜けな命令だった。
だって、言われなくても行くつもりだったから。
「俺がやりたい強いバレーを●●に見て欲しい」
「うん、絶対に行くね!」
白布がやりたいバレー、憧れの牛島先輩。
一体どんなプレーをするのだろうか。