初恋は実らない
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勉強を頑張ると意気込んだ翌日。
学校で居残って自習をしていたら、外はすっかり暗くなっていた。
「やばっ!帰らないと」
急いで荷物をまとめて帰り支度をする。
部活の居残り練習をしている人もほとんどいなく、本当に遅くまで勉強してたことに気付かされる。
初日からこんなペースでやっていたら続かなくなりそう。
そんなことを考えながら帰路についていると、どこからともなくボールがぶつかるような音が聞こえてきた。
なんだろう、凄く気になる。
少しだけ寄り道しようかな。
音を頼りに探すと、行き着いた場所は嶋田マート。
お店の裏に回ると、そこにはひたすらサーブ練習をしている山口君の姿があった。
悔しさを生かすも殺すも自分次第、か。
山口君は生かす側なんだね。
格好いいよ。
よしっ私も………!
迷っていたアレに申し込みしよう。
私は決心が鈍らないよう、直ぐに帰宅した。
ーーーー
昨日、山口君の秘密の練習をしていた姿を見れたのが嬉しくて、気付いたら休み時間に勢い余って4組にお邪魔していた。
「あ、●●ちゃん!」
「山口君!」
部活が終わった後もサーブ練習頑張ってるね、その言葉が出てこないように噛み殺した。
「どうしたの?」
「あ、いや……用はないんだけど……」
話題……話題……考えれば考えるほどサーブ練習の事が頭をよぎる。
そんなとき、助けてくれるように月島君が話しに加わってきた。
「◯◯さん、知ってる?」
「何を?」
「次の公式戦は8月に……」
「ちょっとツッキー!」
月島君が私に次の試合の日程を教えようとしてくれたが、それを遮る山口君。
でも、そんなに慌てなくても大丈夫だよ。だって、
「8月は忙しいから応援行けないかな」
頑張っている山口君を見習って夏期講習に申し込んだ。
お盆期間以外はほぼみっちりと。
「そ、そうなんだ!」
「残念だな~」
あからさまに安堵した山口君と、残念っと口では言うけど面白がっている月島君。
なんだか複雑な気持ち。
やっぱり夏期講習やめて応援に行っちゃおうかな。
……いやいやダメだ。
一度言ったんだからやり遂げないと。
夏休みはあっという間にやってきた。
学校で居残って自習をしていたら、外はすっかり暗くなっていた。
「やばっ!帰らないと」
急いで荷物をまとめて帰り支度をする。
部活の居残り練習をしている人もほとんどいなく、本当に遅くまで勉強してたことに気付かされる。
初日からこんなペースでやっていたら続かなくなりそう。
そんなことを考えながら帰路についていると、どこからともなくボールがぶつかるような音が聞こえてきた。
なんだろう、凄く気になる。
少しだけ寄り道しようかな。
音を頼りに探すと、行き着いた場所は嶋田マート。
お店の裏に回ると、そこにはひたすらサーブ練習をしている山口君の姿があった。
悔しさを生かすも殺すも自分次第、か。
山口君は生かす側なんだね。
格好いいよ。
よしっ私も………!
迷っていたアレに申し込みしよう。
私は決心が鈍らないよう、直ぐに帰宅した。
ーーーー
昨日、山口君の秘密の練習をしていた姿を見れたのが嬉しくて、気付いたら休み時間に勢い余って4組にお邪魔していた。
「あ、●●ちゃん!」
「山口君!」
部活が終わった後もサーブ練習頑張ってるね、その言葉が出てこないように噛み殺した。
「どうしたの?」
「あ、いや……用はないんだけど……」
話題……話題……考えれば考えるほどサーブ練習の事が頭をよぎる。
そんなとき、助けてくれるように月島君が話しに加わってきた。
「◯◯さん、知ってる?」
「何を?」
「次の公式戦は8月に……」
「ちょっとツッキー!」
月島君が私に次の試合の日程を教えようとしてくれたが、それを遮る山口君。
でも、そんなに慌てなくても大丈夫だよ。だって、
「8月は忙しいから応援行けないかな」
頑張っている山口君を見習って夏期講習に申し込んだ。
お盆期間以外はほぼみっちりと。
「そ、そうなんだ!」
「残念だな~」
あからさまに安堵した山口君と、残念っと口では言うけど面白がっている月島君。
なんだか複雑な気持ち。
やっぱり夏期講習やめて応援に行っちゃおうかな。
……いやいやダメだ。
一度言ったんだからやり遂げないと。
夏休みはあっという間にやってきた。