初恋は実らない
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月島君に教えてもらった大会の日。
会場に着くと既に烏野の試合は始まっていた。
急いで空いている応援席を探して席に着く。
それから改めて相手高校を見ると、青葉城西高校と書かれているユニフォームを身に付けていた。
次に烏野高校のコートを見る。
山口君は……本人が言っていたように控え席に座っていた。
分かってはいたけれど、少しだけ面白くない。
そう思いながらも、拮抗している試合を見ていると、
「忠がピンチサーバー?」
烏野を応援していた男性が山口君の名前を口にした。
この人どこかで見たことが………。
あ、嶋田マートの店員さんか。
OBなのかな?
ところでピンチサーバーってなんだろう。
名前通りピンチのときに出てくるサーバー?
来る前にもう少しルールについて勉強してこればよかった。
山口君ってそんなにサーブがうまい………訳ないか。
山口君を見るとガチガチに緊張していて、手だって震えていた。
そんなのでサーブ打てるの?
審判のホイッスルとともに上げられたボール。
案の定サーブはネットに引っ掛かり、山口君は直ぐさまベンチへと下げられた。
やっぱり山口君は情けないままだった。
3年経っても変わらない。なよなよしていて、へらへらした……。
だけど、次に山口君に視線を移すと悔しそうな顔をしていた。
そんな顔ができるんだ。
おそらく山口君にとっては試合に出ない自分を見られるより、ピンチサーバーで出たのにも関わらず失敗した様を見られる方が嫌だったのかもしれない。
悔しさは人を強くする。
その感情を生かすも殺すも自分次第。
そんな山口君を見られて、それだけで応援に来てよかったと思った。
山口君がバレーを頑張るように、私も何か頑張りたい。
部活はやっていないから、やっぱり勉強かな。
確か成績が良ければ普通クラスから進学クラスへ転科できたはず。
小学生時代とは言え、山口君に頭が悪いと言いつつ、今は自分の方が偏差値の低いクラスなのが気がかりだった。
人にばかり頑張らせるのは違うからね。
山口君には応援に来ることを伝えていないため、試合が終わるのを見届けると、こっそりと体育館を後にした。
会場に着くと既に烏野の試合は始まっていた。
急いで空いている応援席を探して席に着く。
それから改めて相手高校を見ると、青葉城西高校と書かれているユニフォームを身に付けていた。
次に烏野高校のコートを見る。
山口君は……本人が言っていたように控え席に座っていた。
分かってはいたけれど、少しだけ面白くない。
そう思いながらも、拮抗している試合を見ていると、
「忠がピンチサーバー?」
烏野を応援していた男性が山口君の名前を口にした。
この人どこかで見たことが………。
あ、嶋田マートの店員さんか。
OBなのかな?
ところでピンチサーバーってなんだろう。
名前通りピンチのときに出てくるサーバー?
来る前にもう少しルールについて勉強してこればよかった。
山口君ってそんなにサーブがうまい………訳ないか。
山口君を見るとガチガチに緊張していて、手だって震えていた。
そんなのでサーブ打てるの?
審判のホイッスルとともに上げられたボール。
案の定サーブはネットに引っ掛かり、山口君は直ぐさまベンチへと下げられた。
やっぱり山口君は情けないままだった。
3年経っても変わらない。なよなよしていて、へらへらした……。
だけど、次に山口君に視線を移すと悔しそうな顔をしていた。
そんな顔ができるんだ。
おそらく山口君にとっては試合に出ない自分を見られるより、ピンチサーバーで出たのにも関わらず失敗した様を見られる方が嫌だったのかもしれない。
悔しさは人を強くする。
その感情を生かすも殺すも自分次第。
そんな山口君を見られて、それだけで応援に来てよかったと思った。
山口君がバレーを頑張るように、私も何か頑張りたい。
部活はやっていないから、やっぱり勉強かな。
確か成績が良ければ普通クラスから進学クラスへ転科できたはず。
小学生時代とは言え、山口君に頭が悪いと言いつつ、今は自分の方が偏差値の低いクラスなのが気がかりだった。
人にばかり頑張らせるのは違うからね。
山口君には応援に来ることを伝えていないため、試合が終わるのを見届けると、こっそりと体育館を後にした。
