〜第二章〜 私の専属ファッションスタイリスト
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ーー東峰sideーー
二人になって急に抱きついたのは焦りすぎたか。
●●がシャワーから出てくるのを待っている間、先程の反省をした。
しばらくすると、ガチャと脱衣所の扉が開く音がした。
「●●、その格好……」
出てきた●●はさっきまで着ていた服ではなく、いつぞやにバイトの写真で見た友達が着ていたメイド服を着ていた。
「変……かな?」
「……いや、似合う」
どうやら、バイト終わりに友達が制服を貸してくれたらしい。
キッチンの制服も新鮮だったが、やはりメイド服に勝るものはない。
そして、改めて接客ではなくキッチンスタッフでよかったと思った。
そうでなければ心配で気が気じゃない。
「よかったー!初めて着たんだけど、似合わないって言われたらどうしようかと思った」
そんなこと言うはずがない。
「久しぶりに髪結んでやるよ」
「わーい!」
そう言って俺に背中を向ける●●。
正面を向いていた写真では分からなかったが、結構背中が空いているデザインだ。怪しからん。
「どんな髪型にするの?」
「やっぱりメイドと言えばツインテール?」
「まだそこまで長くないから難しくない?」
「それならお団子だな」
恐らく一番結んできたであろう結び方。
●●にもおれ自身にも。
「できたぞ」
「ありがとう!」
久しぶりに●●の髪を触ったが、あのときと変わらない手触りだった。
離れるのが名残惜しい。
「ご飯は何を買ったんだ?」
「じゃじゃーん」
そう言うと●●はビニール袋から小振りのケチャップを取り出した。
「??」
「ケチャップをこれに」
続けてシンプルなオムライスを取り出す。
なるほど、そうだよな。
●●がケチャラーだなんて聞いたことなかったし。
いや、別にケチャップ好きでも構わないけど。
「では今からこのオムライスに魔法をかけて更に美味しくします。ご主人様もご一緒に」
「え、えっ」
「せーの……萌え萌えキュンキュン!」
急なことで対応できなかった。
●●はオムライスにケチャップでハートを書いた後に、手でもハートを作りながら魔法とやらを唱えた。
「一緒にって言ったのにー」
「いや、初見では難しいって」
「ま、食べるのは私なんですけどね」
●●はオムライスを美味しそうに頬ばった。
「なんか、その格好を見てると俺の専属メイドみたいだな」
「それを言うなら旭だって私の専属スタイリストだよ」
●●がオムライスを食べている間に俺もシャワーを浴びようかな。
今晩は●●を独り占めできる。
長い夜になりそうだ。
ーーFinーー
二人になって急に抱きついたのは焦りすぎたか。
●●がシャワーから出てくるのを待っている間、先程の反省をした。
しばらくすると、ガチャと脱衣所の扉が開く音がした。
「●●、その格好……」
出てきた●●はさっきまで着ていた服ではなく、いつぞやにバイトの写真で見た友達が着ていたメイド服を着ていた。
「変……かな?」
「……いや、似合う」
どうやら、バイト終わりに友達が制服を貸してくれたらしい。
キッチンの制服も新鮮だったが、やはりメイド服に勝るものはない。
そして、改めて接客ではなくキッチンスタッフでよかったと思った。
そうでなければ心配で気が気じゃない。
「よかったー!初めて着たんだけど、似合わないって言われたらどうしようかと思った」
そんなこと言うはずがない。
「久しぶりに髪結んでやるよ」
「わーい!」
そう言って俺に背中を向ける●●。
正面を向いていた写真では分からなかったが、結構背中が空いているデザインだ。怪しからん。
「どんな髪型にするの?」
「やっぱりメイドと言えばツインテール?」
「まだそこまで長くないから難しくない?」
「それならお団子だな」
恐らく一番結んできたであろう結び方。
●●にもおれ自身にも。
「できたぞ」
「ありがとう!」
久しぶりに●●の髪を触ったが、あのときと変わらない手触りだった。
離れるのが名残惜しい。
「ご飯は何を買ったんだ?」
「じゃじゃーん」
そう言うと●●はビニール袋から小振りのケチャップを取り出した。
「??」
「ケチャップをこれに」
続けてシンプルなオムライスを取り出す。
なるほど、そうだよな。
●●がケチャラーだなんて聞いたことなかったし。
いや、別にケチャップ好きでも構わないけど。
「では今からこのオムライスに魔法をかけて更に美味しくします。ご主人様もご一緒に」
「え、えっ」
「せーの……萌え萌えキュンキュン!」
急なことで対応できなかった。
●●はオムライスにケチャップでハートを書いた後に、手でもハートを作りながら魔法とやらを唱えた。
「一緒にって言ったのにー」
「いや、初見では難しいって」
「ま、食べるのは私なんですけどね」
●●はオムライスを美味しそうに頬ばった。
「なんか、その格好を見てると俺の専属メイドみたいだな」
「それを言うなら旭だって私の専属スタイリストだよ」
●●がオムライスを食べている間に俺もシャワーを浴びようかな。
今晩は●●を独り占めできる。
長い夜になりそうだ。
ーーFinーー