はいチーズ
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つい先日プール開きをしたと思ったのに、いつの間にか夏休み目前まで来ていた。
夏休みは貴大先輩と海に行ったり、お祭りに行ったり、花火大会もいいな……。
そんな妄想をしていると、
「おーい、ボサッとするなー」
向かいの席に座っている貴大先輩が頬杖をつきながら気怠げに言ってきた。
「あ、すみません」
私は今、先輩と学校の自習室で勉強をしている。
なぜなら今学期最後の期末テストを乗り越えないといけないから。
もちろん勉強に誘ったのは私の方。
この間廊下で会ったとき、何の気なしに勉強を教えて欲しいと頼んだところ、意外にも引き受けてくれた。
だけど、好きな人が目の前にいるのに、勉強なんかに集中できるはずがない。
ペンを動かしたと思ったらまた、
「貴大先輩、夏休みって何か予定ありますか?」
気になる事を口にしてしまう。
「部活だな」
そりゃあ、部活はあるだろうけど、
「部活がない日は……」
「ないな」
「そうですか……」
部活がない日がないなんてありえないのに、問答無用で断られた。
そんなに夏休み、私と会いたくないのか。
悲しい。
「あのな、●●ちゃんが勉強教えてくれって言うから見てんだけど。集中しろよな」
そうは言っても、さっきから分からない問題の質問をしても適当にはぐらかされるばかりで、全然教えてくれない。
教える気がないなら最初から引き受けないでよ。
こっちだって先輩が不機嫌になるくらいなら、頼まなかったのに。
一緒の空間にいられればそれでいい。
そう思う謙虚な私は、もういなくなっていた。
結局勉強に身が入らず、早々に解散になった。
意外にも家で勉強した方が捗るという。
皮肉なものだ。
そして、何事もなくテストは終わり夏休みに入った。
貴大先輩は本人が言っていた通り部活に明け暮れている。
夏休みは貴大先輩と海に行ったり、お祭りに行ったり、花火大会もいいな……。
そんな妄想をしていると、
「おーい、ボサッとするなー」
向かいの席に座っている貴大先輩が頬杖をつきながら気怠げに言ってきた。
「あ、すみません」
私は今、先輩と学校の自習室で勉強をしている。
なぜなら今学期最後の期末テストを乗り越えないといけないから。
もちろん勉強に誘ったのは私の方。
この間廊下で会ったとき、何の気なしに勉強を教えて欲しいと頼んだところ、意外にも引き受けてくれた。
だけど、好きな人が目の前にいるのに、勉強なんかに集中できるはずがない。
ペンを動かしたと思ったらまた、
「貴大先輩、夏休みって何か予定ありますか?」
気になる事を口にしてしまう。
「部活だな」
そりゃあ、部活はあるだろうけど、
「部活がない日は……」
「ないな」
「そうですか……」
部活がない日がないなんてありえないのに、問答無用で断られた。
そんなに夏休み、私と会いたくないのか。
悲しい。
「あのな、●●ちゃんが勉強教えてくれって言うから見てんだけど。集中しろよな」
そうは言っても、さっきから分からない問題の質問をしても適当にはぐらかされるばかりで、全然教えてくれない。
教える気がないなら最初から引き受けないでよ。
こっちだって先輩が不機嫌になるくらいなら、頼まなかったのに。
一緒の空間にいられればそれでいい。
そう思う謙虚な私は、もういなくなっていた。
結局勉強に身が入らず、早々に解散になった。
意外にも家で勉強した方が捗るという。
皮肉なものだ。
そして、何事もなくテストは終わり夏休みに入った。
貴大先輩は本人が言っていた通り部活に明け暮れている。