はいチーズ
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透けた下着を見られたのが恥ずかしくて、なんとなく貴大先輩に会えない日が続いた。
そもそも学年が違うから、私が意図的に会いに行かないと会えないわけだけど。
「●●、最近元気ないね」
机に突っ伏している私を心配したチヨリが話しかけた。
「完全に貴大先輩不足……」
「会いに行けばいいじゃん」
「それは、ちょっと気まずいと言うか……」
「面倒くさっ」
本当にそう思う。
せめてもと気持ちを紛らわすために、今まで撮った先輩との写真を見返した。
相変わらずパッとしない顔の私と格好良い先輩。
並んでいると際立つ身長差。
あ、この写真なんて、先輩が私の頭の後ろでこっそりピースをして、角を生やしたみたいになっている。
そんなお茶目なところも好き。
「はぁ〜」
ため息が溢れる。
「何ため息ついてんだよ」
頭上からチヨリにしては男っぽい口調、かつ低い声が降ってきた。
……あれ、この声って。
「貴大先輩?!」
ガバっと顔を上げると、ニカッと笑う先輩がいた。
「正解」
なんで貴大先輩がうちのクラスに?
もしかして私に会いに……。
いやいや、思い上がるな。
シュークリームを渡した時に思い知ったはずでしょう。
「金田一に用があって来たら、ため息ついている●●ちゃんがいたからさ」
ほら、やっぱり。
「何ていうのは口実で、●●ちゃんに会いに来た」
「え、私に?!」
「だって、最近会いに来てくれないだろ?たまには俺の方から行こうかなって」
嬉しい。
嬉しすぎる。
そう思う反面、私が先輩に好意を寄せているのを知っているから、からかうためにそんなことを言っているんだ。
本心じゃないに決まっている。
だけど、私は単純なやつだ。
「貴大先輩、写真撮りませんか」
「いいよ」
スマホを用意している間に、貴大先輩は私の顔の横にくっつくかどうかの距離まで顔を近付け、屈んでくれた。
「はいチーズ」
カシャッ
写真を確認すると、そこに写っていた先輩は相変わらず格好良くて、一方私は嬉しさと弄ばれていると言う悲しみを合わせた複雑な顔をしていた。
そもそも学年が違うから、私が意図的に会いに行かないと会えないわけだけど。
「●●、最近元気ないね」
机に突っ伏している私を心配したチヨリが話しかけた。
「完全に貴大先輩不足……」
「会いに行けばいいじゃん」
「それは、ちょっと気まずいと言うか……」
「面倒くさっ」
本当にそう思う。
せめてもと気持ちを紛らわすために、今まで撮った先輩との写真を見返した。
相変わらずパッとしない顔の私と格好良い先輩。
並んでいると際立つ身長差。
あ、この写真なんて、先輩が私の頭の後ろでこっそりピースをして、角を生やしたみたいになっている。
そんなお茶目なところも好き。
「はぁ〜」
ため息が溢れる。
「何ため息ついてんだよ」
頭上からチヨリにしては男っぽい口調、かつ低い声が降ってきた。
……あれ、この声って。
「貴大先輩?!」
ガバっと顔を上げると、ニカッと笑う先輩がいた。
「正解」
なんで貴大先輩がうちのクラスに?
もしかして私に会いに……。
いやいや、思い上がるな。
シュークリームを渡した時に思い知ったはずでしょう。
「金田一に用があって来たら、ため息ついている●●ちゃんがいたからさ」
ほら、やっぱり。
「何ていうのは口実で、●●ちゃんに会いに来た」
「え、私に?!」
「だって、最近会いに来てくれないだろ?たまには俺の方から行こうかなって」
嬉しい。
嬉しすぎる。
そう思う反面、私が先輩に好意を寄せているのを知っているから、からかうためにそんなことを言っているんだ。
本心じゃないに決まっている。
だけど、私は単純なやつだ。
「貴大先輩、写真撮りませんか」
「いいよ」
スマホを用意している間に、貴大先輩は私の顔の横にくっつくかどうかの距離まで顔を近付け、屈んでくれた。
「はいチーズ」
カシャッ
写真を確認すると、そこに写っていた先輩は相変わらず格好良くて、一方私は嬉しさと弄ばれていると言う悲しみを合わせた複雑な顔をしていた。