はいチーズ
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授業が終わり、早速チヨリを部活見学に誘った。
「チヨリ〜男子バレー部の見学に行かない?ほら、1番の人格好良いって言ってたじゃん」
「いいけど、私は料理部に入るよ?」
「それでもいいからー!」
チヨリを無理やりつれて男子バレー部が活動している体育館へ向かうと、
「なに、この人だかり」
「女子生徒ばかりだね」
生徒があふれて体育館に入ることすらままならなかった。
男子バレー部に女子生徒が集まる理由なんて一つしかない。
私と同じくマネージャー志望の子たちが見学に来ているからだ。
「どうする?この人だかりを縫って体育館に入る?」
「うっ……」
正直、この人壁を分けて入る勇気も度胸もない。
それに、これだけ人が多ければ入部するのに人数制限がかけられるはず。
マネージャーとなれば尚更だ。
どうやって選ばれるかは分からないけれど、きっと運動音痴の私は間違いなく落とされるだろう。
少し悩んだけれどここは潔く、
「諦める……」
だけど、せめて一目でもあの先輩の顔を近くで見たい。
「諦めるけど、最後に体育館の周りを1周してもいい?」
「はぁ……いいよ」
チヨリは半ば呆れた様子だったけれど、どうしても確認したいことがあった。
体育館のどこかに小窓が付いていて、中が見えるかもしれない。
少なくとも私の中学校にはそれがあった。
人波から外れてぐるりと体育館に沿って歩く。
すると、
「あっ……」
予想通り小窓があった。
早速しゃがみ込んで中を確認したけれど、残念ながらあの先輩はいなかった。
着替え中なのか、それとも学校の業務で遅れているのか……。
「●●、もういい?」
「うん」
どちらにせよ、これ以上チヨリを付き合わせるのは申し訳ない。
今度こそ諦めて、体育館を後にした。
そして私は結局チヨリと同じく料理部に入ることにした。
「チヨリ〜男子バレー部の見学に行かない?ほら、1番の人格好良いって言ってたじゃん」
「いいけど、私は料理部に入るよ?」
「それでもいいからー!」
チヨリを無理やりつれて男子バレー部が活動している体育館へ向かうと、
「なに、この人だかり」
「女子生徒ばかりだね」
生徒があふれて体育館に入ることすらままならなかった。
男子バレー部に女子生徒が集まる理由なんて一つしかない。
私と同じくマネージャー志望の子たちが見学に来ているからだ。
「どうする?この人だかりを縫って体育館に入る?」
「うっ……」
正直、この人壁を分けて入る勇気も度胸もない。
それに、これだけ人が多ければ入部するのに人数制限がかけられるはず。
マネージャーとなれば尚更だ。
どうやって選ばれるかは分からないけれど、きっと運動音痴の私は間違いなく落とされるだろう。
少し悩んだけれどここは潔く、
「諦める……」
だけど、せめて一目でもあの先輩の顔を近くで見たい。
「諦めるけど、最後に体育館の周りを1周してもいい?」
「はぁ……いいよ」
チヨリは半ば呆れた様子だったけれど、どうしても確認したいことがあった。
体育館のどこかに小窓が付いていて、中が見えるかもしれない。
少なくとも私の中学校にはそれがあった。
人波から外れてぐるりと体育館に沿って歩く。
すると、
「あっ……」
予想通り小窓があった。
早速しゃがみ込んで中を確認したけれど、残念ながらあの先輩はいなかった。
着替え中なのか、それとも学校の業務で遅れているのか……。
「●●、もういい?」
「うん」
どちらにせよ、これ以上チヨリを付き合わせるのは申し訳ない。
今度こそ諦めて、体育館を後にした。
そして私は結局チヨリと同じく料理部に入ることにした。