~第三章~ コバルトとリン
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ネオンが学校を飛び出して真っ先に向かった先とは。
「確か、裏路地って言っていたな……」
KEEP OUTのテープで入れないようになっている道を発見した。
辺りに魔法警察の人は見当たらない。
ネオンはこっそりとテープをくぐり抜け、現場へと足を進めた。
奥へ進むと一部だけ不自然に濡れた場所があった。
おそらく慰霊をして、その魔法陣を消した後だ。
それならばとネオンはチョークを取り出して同じ場所に慰霊の魔法陣を描いた。
成仏していなければクロムはまだいるはず。
「頼む」
ネオンは期待を込めて魔法陣に手をおいて念じると、魔法陣の中心部が光り輝き、無数の霊が現れた。
クロムは……クロムはどこだ……いた!
「come wing。クロムを我が元へ」
魔法によってクロムを現世へと引っ張り出した。
「ネオンなら来てくれると思ったよ」
「クロム……俺がお前の敵を取るから。だから、犯人の特徴を教えてくれ」
「うーん、月明かりに一瞬だけ照らされたんだけど、瞳の色はエメラルドグリーンだった」
エメラルドグリーンで思い浮かぶのは最近ジルカロイの森で遭遇したウルフだが。
「背丈は俺よりも小さくて……良い匂いがしたから、あれは絶対に女性だ」
「小柄な女性……」
それならばウルフの線はなくなった。
「俺が言えるのはこのくらいだ。後は頼んだぞ、ネオン」
「ああ」
クロムは微笑むと心残りがなくなったのかすーっと消えていった。
「さて」
特徴は手に入れたけれど、一体どうやって犯人を突き止めるか。
ひとまず学校には戻りにくいため、アルバイト先のアルゴンへ向かうことにした。
到着し、裏口のドアに手をかけようとしたら、中から話し声が聞こえてきた。
一人は亭主のポタシ、もう一人は……。
「親父……」
そう、コバルトの声だった。
ネオンはドアを気付かれないように少しだけ開き、中の様子をうかがった。
「確か、裏路地って言っていたな……」
KEEP OUTのテープで入れないようになっている道を発見した。
辺りに魔法警察の人は見当たらない。
ネオンはこっそりとテープをくぐり抜け、現場へと足を進めた。
奥へ進むと一部だけ不自然に濡れた場所があった。
おそらく慰霊をして、その魔法陣を消した後だ。
それならばとネオンはチョークを取り出して同じ場所に慰霊の魔法陣を描いた。
成仏していなければクロムはまだいるはず。
「頼む」
ネオンは期待を込めて魔法陣に手をおいて念じると、魔法陣の中心部が光り輝き、無数の霊が現れた。
クロムは……クロムはどこだ……いた!
「come wing。クロムを我が元へ」
魔法によってクロムを現世へと引っ張り出した。
「ネオンなら来てくれると思ったよ」
「クロム……俺がお前の敵を取るから。だから、犯人の特徴を教えてくれ」
「うーん、月明かりに一瞬だけ照らされたんだけど、瞳の色はエメラルドグリーンだった」
エメラルドグリーンで思い浮かぶのは最近ジルカロイの森で遭遇したウルフだが。
「背丈は俺よりも小さくて……良い匂いがしたから、あれは絶対に女性だ」
「小柄な女性……」
それならばウルフの線はなくなった。
「俺が言えるのはこのくらいだ。後は頼んだぞ、ネオン」
「ああ」
クロムは微笑むと心残りがなくなったのかすーっと消えていった。
「さて」
特徴は手に入れたけれど、一体どうやって犯人を突き止めるか。
ひとまず学校には戻りにくいため、アルバイト先のアルゴンへ向かうことにした。
到着し、裏口のドアに手をかけようとしたら、中から話し声が聞こえてきた。
一人は亭主のポタシ、もう一人は……。
「親父……」
そう、コバルトの声だった。
ネオンはドアを気付かれないように少しだけ開き、中の様子をうかがった。