~第二章~ モリブデンとハロゲン
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ネオンはバイトのために練習を切り上げたが、クロムはまだ練習をしたいとのことで、一人居残りをした。
「じゃあ、また明日な」
「おう!」
学校帰りにそのままの足でバイト先アルゴンへと向かう。
「おはようございまーす」
着替えを済ませ、亭主に挨拶をしてお店へと立つ。
今日はお客さんが少なくて、時間が進むのが遅い。
こんなときにクロムがいたらきっと退屈しないのに、ネオンはそう思いながら大欠伸をした。
「仕方がない」
亭主も見ていないし、退屈時間を有意義に過ごすために教材の『妖精・魔法動物図鑑』を眺めることにした。
ペラペラとページをめくるとハロゲンの項目が目についた。
「なになに」
ハロゲンは成人男性の2倍以上の体格の二足歩行のウルフ族。
目は赤く、鋭い爪と牙を持ち合わせており、攻撃されたら軽症では済まされない。
極めて暗い場所に生息し、主に群れで暮らしている。
「……」
ネオンは昼間にあったらウルフを思い出した。
ジルカロイの森は暗いとは言え、陽の光は入ってくる。
群れではなく一匹で行動していた。
そして、俺が抉った目玉は赤ではなくエメラルドグリーンだった。
「ハロゲンじゃない……」
他にも色々なウルフ族を調べたが、先程の特徴にあったウルフはいなかった。
図鑑をパタンと閉じる。
「アイツは何者なんだ………」
謎は深まるばかり。
「じゃあ、また明日な」
「おう!」
学校帰りにそのままの足でバイト先アルゴンへと向かう。
「おはようございまーす」
着替えを済ませ、亭主に挨拶をしてお店へと立つ。
今日はお客さんが少なくて、時間が進むのが遅い。
こんなときにクロムがいたらきっと退屈しないのに、ネオンはそう思いながら大欠伸をした。
「仕方がない」
亭主も見ていないし、退屈時間を有意義に過ごすために教材の『妖精・魔法動物図鑑』を眺めることにした。
ペラペラとページをめくるとハロゲンの項目が目についた。
「なになに」
ハロゲンは成人男性の2倍以上の体格の二足歩行のウルフ族。
目は赤く、鋭い爪と牙を持ち合わせており、攻撃されたら軽症では済まされない。
極めて暗い場所に生息し、主に群れで暮らしている。
「……」
ネオンは昼間にあったらウルフを思い出した。
ジルカロイの森は暗いとは言え、陽の光は入ってくる。
群れではなく一匹で行動していた。
そして、俺が抉った目玉は赤ではなくエメラルドグリーンだった。
「ハロゲンじゃない……」
他にも色々なウルフ族を調べたが、先程の特徴にあったウルフはいなかった。
図鑑をパタンと閉じる。
「アイツは何者なんだ………」
謎は深まるばかり。