〜第一章〜 誤った距離
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できるかも分からない彼氏と海に行く可能性を考えて、休日もジョギングをして体を引き締めることにした。
天気予報は……大丈夫そうだね。
運動靴の紐をキュッとキツく縛り、走りに出る。
今日はいつもと違うところを走ってみようかな。
あれ、ここ新しいお店ができている。
こんなところに熊野古道が。
野良猫の溜まり場かな。
新しい発見だらけで、いい気分転換になった。
すると、目の前から見覚えのある前髪の少年が歩いて来た。
私は思わず声をかけた。
「工君!」
「え、●●さん?!」
初めて見るジャージ以外の工君。
今日は部活休みなんだね。
「ここら辺までいつも走ってるんですか?!」
「今日は気分転換にいつもと違うコースにしてみた」
「そうですか……」
「うん……」
どうしよう。私服姿の工君はいつもと雰囲気が違ったように見えて、緊張して上手く話せないかも。
それに、いつもはお互い走っていて汗とか気にならなかったけど、今日は私だけ汗をかいている。
臭くないかな。
そんなことを考えていると、ポツポツと雨が降ってきた。
「え、天気予報は雨って言ってなかったのに」
「通り雨ですかね」
雨はポツポツから段々激しさを増してきた。
雨宿りをしようにも屋根になりそうな場所がない。
「俺の家、ここから近いんで行きましょう」
「学生寮じゃなかった?」
「外泊届け出して、今日は実家に帰ってきたんです」
私は連れて行かれるがまま、工君の家へ向かった。
天気予報は……大丈夫そうだね。
運動靴の紐をキュッとキツく縛り、走りに出る。
今日はいつもと違うところを走ってみようかな。
あれ、ここ新しいお店ができている。
こんなところに熊野古道が。
野良猫の溜まり場かな。
新しい発見だらけで、いい気分転換になった。
すると、目の前から見覚えのある前髪の少年が歩いて来た。
私は思わず声をかけた。
「工君!」
「え、●●さん?!」
初めて見るジャージ以外の工君。
今日は部活休みなんだね。
「ここら辺までいつも走ってるんですか?!」
「今日は気分転換にいつもと違うコースにしてみた」
「そうですか……」
「うん……」
どうしよう。私服姿の工君はいつもと雰囲気が違ったように見えて、緊張して上手く話せないかも。
それに、いつもはお互い走っていて汗とか気にならなかったけど、今日は私だけ汗をかいている。
臭くないかな。
そんなことを考えていると、ポツポツと雨が降ってきた。
「え、天気予報は雨って言ってなかったのに」
「通り雨ですかね」
雨はポツポツから段々激しさを増してきた。
雨宿りをしようにも屋根になりそうな場所がない。
「俺の家、ここから近いんで行きましょう」
「学生寮じゃなかった?」
「外泊届け出して、今日は実家に帰ってきたんです」
私は連れて行かれるがまま、工君の家へ向かった。