〜第一章〜 誤った距離
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ーー五色sideーー
いつの日だかいつの間にか●●さんを探すようになっていた。
すれ違わないとタイミングが悪かったのかな、体調が悪くてお休みかな、勉強が忙しくて時間がないのかな、なんて理由を探す始末。
だから会えたときは年甲斐もなく●●さんに駆け寄ってしまう。
きっと俺のことガキだなって思っているんだろうな。
そんな●●さんとデート!じゃなくて、一緒にジョギングがてら参拝へ行くことになった。
半ば俺が無理矢理付いていった感じだけど。
それでも嬉しかった。
鳥居をくぐると高く積み上げられた石段。
ここは格好いいところを見せたい!
その一身で俺は石段を駆け上がる。
振り向くと、マイペースに上ってくる●●さん。
「若いね、関心関心」
と。全然格好いいと思われていない!こんなんじゃダメだ!
そう思っていたのに、参拝用のお金がなく●●さんから貰うことに。
格好いいところを見せたいのに、これじゃあ情けないままに。
こうなったら神にでもすがりたい思いで、必死にお願いした。
“●●さんが俺に振り向いてくれますように”と。
チラッと隣を見ると、●●さんも何やら必死に願い事をしていた。
大学生ってそんなに勉強が忙しいのか。
もうすぐ夏休みに入る。
イベント事に誘ったら迷惑かな。
忙しくて断られるかな。
そもそも彼氏がいるのかも分からない。
俺はまだ●●さんにとって、ただのジョギング友達止まり。
いつの日だかいつの間にか●●さんを探すようになっていた。
すれ違わないとタイミングが悪かったのかな、体調が悪くてお休みかな、勉強が忙しくて時間がないのかな、なんて理由を探す始末。
だから会えたときは年甲斐もなく●●さんに駆け寄ってしまう。
きっと俺のことガキだなって思っているんだろうな。
そんな●●さんとデート!じゃなくて、一緒にジョギングがてら参拝へ行くことになった。
半ば俺が無理矢理付いていった感じだけど。
それでも嬉しかった。
鳥居をくぐると高く積み上げられた石段。
ここは格好いいところを見せたい!
その一身で俺は石段を駆け上がる。
振り向くと、マイペースに上ってくる●●さん。
「若いね、関心関心」
と。全然格好いいと思われていない!こんなんじゃダメだ!
そう思っていたのに、参拝用のお金がなく●●さんから貰うことに。
格好いいところを見せたいのに、これじゃあ情けないままに。
こうなったら神にでもすがりたい思いで、必死にお願いした。
“●●さんが俺に振り向いてくれますように”と。
チラッと隣を見ると、●●さんも何やら必死に願い事をしていた。
大学生ってそんなに勉強が忙しいのか。
もうすぐ夏休みに入る。
イベント事に誘ったら迷惑かな。
忙しくて断られるかな。
そもそも彼氏がいるのかも分からない。
俺はまだ●●さんにとって、ただのジョギング友達止まり。