〜第二章〜 近づく距離
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「終わった!」
「!!」
勉強を開始して数時間、いつの間にか寝てしまってようだ。見張り役、とは。
「ごめん、寝ちゃってた」
私は氷が溶けて薄くなったオレンジジュースを流し込んだ。
「私がいなくてもよかったんじゃない?」
「そんなことないです………●●さんが隣にいてくれたから頑張れたんです」
「?よく分からないけど、力になれたならよかったわ」
「それで……ご褒美、ください」
ご褒美……?なんだっけ?
寝起きで回らない頭を無理やり働かせた。
「キス……」
そう言えば、そんな約束をしていたっけ。
したいなーと思ったときに不意打ちでキスをするのと、今からキスします!って状況のキスでは難易度が違う。急に恥ずかしくなってきた。
「あー、じゃあ工君からしてよ」
「●●さんからしてくれるから意味があるんですよ」
「ぐっ」
どうやら我を折ってくれないようだ。
「目、閉じてよ」
「はい」
これなら多少マシかも。
素直に目を閉じて待っている工君。
私は軽く唇に触れる程度のキスをした。
すると工君は私の腕を引っ張ってきて、腕の中にすっぽりと収まる体勢になった。
「足りない」
そう言うと工君は私の唇にがっついた。
最初は唇をハミハミと甘噛するだけだったのが、いつの間にか舌を口内にねじ込まれ、歯をなぞるように動く。私の口からはだらしなく涎が垂れる。
「ん………っ」
離そうとしても逃がしてはくれず、私はただただ工君に口内を犯されるだけだった。
どこで覚えてきたのよ。この間まではピュアな感じだったのに。絶対に誰かに教えられた付け焼き刃だ。
「痛っ!」
その証拠に歯と歯がぶつかってしまった。
工君も痛かったのか、ようやく唇を離してくれた。
酸素を思いっきり吸い込む。
「もーダメ!」
「すみません」
口だけの謝罪。絶対に悪いと思っていない顔だ。
だけど、嫌じゃなかったと思う私がいた。
「!!」
勉強を開始して数時間、いつの間にか寝てしまってようだ。見張り役、とは。
「ごめん、寝ちゃってた」
私は氷が溶けて薄くなったオレンジジュースを流し込んだ。
「私がいなくてもよかったんじゃない?」
「そんなことないです………●●さんが隣にいてくれたから頑張れたんです」
「?よく分からないけど、力になれたならよかったわ」
「それで……ご褒美、ください」
ご褒美……?なんだっけ?
寝起きで回らない頭を無理やり働かせた。
「キス……」
そう言えば、そんな約束をしていたっけ。
したいなーと思ったときに不意打ちでキスをするのと、今からキスします!って状況のキスでは難易度が違う。急に恥ずかしくなってきた。
「あー、じゃあ工君からしてよ」
「●●さんからしてくれるから意味があるんですよ」
「ぐっ」
どうやら我を折ってくれないようだ。
「目、閉じてよ」
「はい」
これなら多少マシかも。
素直に目を閉じて待っている工君。
私は軽く唇に触れる程度のキスをした。
すると工君は私の腕を引っ張ってきて、腕の中にすっぽりと収まる体勢になった。
「足りない」
そう言うと工君は私の唇にがっついた。
最初は唇をハミハミと甘噛するだけだったのが、いつの間にか舌を口内にねじ込まれ、歯をなぞるように動く。私の口からはだらしなく涎が垂れる。
「ん………っ」
離そうとしても逃がしてはくれず、私はただただ工君に口内を犯されるだけだった。
どこで覚えてきたのよ。この間まではピュアな感じだったのに。絶対に誰かに教えられた付け焼き刃だ。
「痛っ!」
その証拠に歯と歯がぶつかってしまった。
工君も痛かったのか、ようやく唇を離してくれた。
酸素を思いっきり吸い込む。
「もーダメ!」
「すみません」
口だけの謝罪。絶対に悪いと思っていない顔だ。
だけど、嫌じゃなかったと思う私がいた。