〜第二章〜 近づく距離
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーー五色sideーー
通された●●さんの部屋はとても良い匂いがした。
飲み物を用意するから適当に座っていて、と部屋を出て行った●●さん。
適当って……どこ。
取りあえず座布団の上に正座をして待つことに。
女性の部屋に行くなんて初めてだから緊張して汗がヤバい。
何もしていないのに喉が乾く。
それにしても、●●さんは俺のことを何とも思っていないのか。
勉強する場所を決めるときだって、なんの疑問も持たずに自分の部屋を提案してくれたし、今日の格好だって露出が高い服を着ている。
俺が言うのもなんだけど本当に危機感がない。
部屋に戻ってきた●●さんは俺の緊張した様を見て笑ってきた。
あー、その笑顔反則。
部屋で二人きりとか、あの雨の日のことを思い出す。
でも、もう無理やりキスなんて迫らない。
だけどキスはしたい。
一体どうすればいいんだ。
そもそも俺はキスをしに来たんじゃなくて、勉強をしに来たんだ。
……あ、いいことを思い付いた。
「頑張るのでご褒美ください」
「いいけど、あんまり高いものはダメだよ?」
ああ、●●さんは俺が何を求めているのか分からないみたいだ。
物なんかいらない。俺が欲しいのは、
「この間の花火のときにしてくれたやつを………今度は唇に」
「えっ……」
言えたはいいけど、●●さんのキョトンとした顔を見て、まずいことを言ってしまったことに気付いた。
急いで訂正しないと。
「ってダメですよね。調子に乗ってすみません」
今ならまだ笑って誤魔化せる、そう思っていたのに●●さんはまさかの、
「いいよ」
って。
俺は思わず雄叫びを上げてしまった。
●●さん。俺たちの距離あの頃より近くなっていますか?
通された●●さんの部屋はとても良い匂いがした。
飲み物を用意するから適当に座っていて、と部屋を出て行った●●さん。
適当って……どこ。
取りあえず座布団の上に正座をして待つことに。
女性の部屋に行くなんて初めてだから緊張して汗がヤバい。
何もしていないのに喉が乾く。
それにしても、●●さんは俺のことを何とも思っていないのか。
勉強する場所を決めるときだって、なんの疑問も持たずに自分の部屋を提案してくれたし、今日の格好だって露出が高い服を着ている。
俺が言うのもなんだけど本当に危機感がない。
部屋に戻ってきた●●さんは俺の緊張した様を見て笑ってきた。
あー、その笑顔反則。
部屋で二人きりとか、あの雨の日のことを思い出す。
でも、もう無理やりキスなんて迫らない。
だけどキスはしたい。
一体どうすればいいんだ。
そもそも俺はキスをしに来たんじゃなくて、勉強をしに来たんだ。
……あ、いいことを思い付いた。
「頑張るのでご褒美ください」
「いいけど、あんまり高いものはダメだよ?」
ああ、●●さんは俺が何を求めているのか分からないみたいだ。
物なんかいらない。俺が欲しいのは、
「この間の花火のときにしてくれたやつを………今度は唇に」
「えっ……」
言えたはいいけど、●●さんのキョトンとした顔を見て、まずいことを言ってしまったことに気付いた。
急いで訂正しないと。
「ってダメですよね。調子に乗ってすみません」
今ならまだ笑って誤魔化せる、そう思っていたのに●●さんはまさかの、
「いいよ」
って。
俺は思わず雄叫びを上げてしまった。
●●さん。俺たちの距離あの頃より近くなっていますか?