〜第一章〜 酔っぱらい女からアンタ
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名刺に書いてあった連絡先に、謝罪と介抱のお礼と忘れ物の旨を書いたメッセージを送った。
悪用される疑いがあるからか、さすがに名刺を捨てておけなんて言えないみたいで、会う約束を取り付けることができた。
お昼頃に会社の前で待つように、と。
幸い私の職場からも近くて、なんとか休憩時間内に渡すことが出来そう。
手には返す予定の名刺入れと汚してしまった衣服の新品。
必死にネットで同じ物を探しだした。
待ち合わせの日にちまでに届いて良かった。
しばらくすると、スポーツウェアを着た佐久早聖臣が会社から出てきた。
この間もそんな格好だった。
会社のことは詳しくないけど、ラフな私服がオッケーなのか、仕事着が支給されているのか。
でも今はそんなことどうでもいい。
「この間は大変ご迷惑をおかけしました」
深々とお辞儀をする。さすがに外では土下座はしない。
「お忘れ物の名刺入れと、同じ服の新品を用意したので、よければ受け取ってください」
「ん」
佐久早聖臣は荷物を受け取ると、直ぐさま名刺の枚数を確認し出した。
別に取ったりしていないのに。
「確かに受け取った」
枚数が揃っていたのを確認すると、佐久早聖臣は会社に戻るため私に背を向けた。
「あ」
まだ何かあるのか、
「酒の飲み方は覚えた方がいい」
それだけ言うと今度こそ会社へ戻って行った。
ぐうの音も出ない。
これで私と佐久早聖臣との関わりは完全になくなった。
悪用される疑いがあるからか、さすがに名刺を捨てておけなんて言えないみたいで、会う約束を取り付けることができた。
お昼頃に会社の前で待つように、と。
幸い私の職場からも近くて、なんとか休憩時間内に渡すことが出来そう。
手には返す予定の名刺入れと汚してしまった衣服の新品。
必死にネットで同じ物を探しだした。
待ち合わせの日にちまでに届いて良かった。
しばらくすると、スポーツウェアを着た佐久早聖臣が会社から出てきた。
この間もそんな格好だった。
会社のことは詳しくないけど、ラフな私服がオッケーなのか、仕事着が支給されているのか。
でも今はそんなことどうでもいい。
「この間は大変ご迷惑をおかけしました」
深々とお辞儀をする。さすがに外では土下座はしない。
「お忘れ物の名刺入れと、同じ服の新品を用意したので、よければ受け取ってください」
「ん」
佐久早聖臣は荷物を受け取ると、直ぐさま名刺の枚数を確認し出した。
別に取ったりしていないのに。
「確かに受け取った」
枚数が揃っていたのを確認すると、佐久早聖臣は会社に戻るため私に背を向けた。
「あ」
まだ何かあるのか、
「酒の飲み方は覚えた方がいい」
それだけ言うと今度こそ会社へ戻って行った。
ぐうの音も出ない。
これで私と佐久早聖臣との関わりは完全になくなった。