とある日
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~とある報復の次の日(佐久早side)~
更衣室でユニフォームに着替えていると、
「ヘイヘイヘーイ!おみおみ、なんだその赤い斑点は!」
木兎さんに指摘されて裸になった上半身を見ると胸元に無数の赤い斑点ができていた。
あー●●か。
どおりで昨日の夜ご飯を食べているときにニコニコしていたわけだ。
俺がソファーで寝落ちしているときに付けたな。
まあ、付けていいって言ったのは俺だけど。
それにしても首元に付けていないってことは、一応考慮してくれたのか。
あっさりバレたけど。
「蚊ですか?最近増えましたもんね」
「それにしても、胸元だけやたら刺されすぎだろー!」
日向も木兎さんも本当に蚊だと思っているなら滑稽だ。
チラッと宮を見ると、あいつだけは察したのか俺からの視線を反らした。
彼女に付けられたって言う約束をしたからな、ここはちゃんと言わないと。
「蚊じゃないよ」
「蚊じゃなきゃダニですか?!」
どこまでもおめでたい頭をしている日向。
「彼女だよ」
「彼女に刺されたのか?!軽傷で済んで良かったな!」
「ブフォ!………ちょ、ぼっくん」
黙って聞いていた宮も吹いてしまうほど鈍い木兎さん。
彼女にボールペンかなんかで刺されたと思っているのか。
訂正するのも面倒だし、このままでいいか。
俺はちゃんと彼女に付けられたことは言ったし。
ただ、若干二名には独占欲が強い彼女ってイメージではなく、ボールペンで刺してくる危ない彼女、と言う印象を与えてしまった。
今日の試合、●●が見に来るって言っていたから、二人がどんな反応をするのか楽しみだ。
ーーFinーー