〜第一章〜 酔っぱらい女からアンタ
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ーー佐久早sideーー
最悪だ。
練習終わりにたまには飲むか、と言うことで入った居酒屋で隣の席の酔っぱらい女に絡まれた。
タカシのバカ野郎と叫びながら。
タカシって誰だよ、面倒くせぇ。大方喧嘩か失恋したんだろう。
「う、気持ち悪い」
「マジかよ……」
俺の服に吐きやがやった。
自分のキャパシティくらい把握しておけよ。
こういうやつは嫌いだ。
俺を哀れむ店員と回りの席の客。
一応店員がゲロの片付けをして、服に付いたのも拭き取ってくれたがクセぇ。
「あんちゃん、悪いけどお会計してこの嬢ちゃんと帰ってくれないか?」
なぜ初対面のコイツのせいで俺が帰らないといけないんだ。
だが、こんな状態で食欲も湧くはずもなく、俺は言われた通りに会計を済ませ、女を連れて店を出た。
「おい」
「う゛~」
こんな調子の酔っぱらいからなんとか住所を聞き出し、タクシーへ乗り込んだ。
着いた場所はこじんまりとしたアパート。
「鍵は?」
「ポ、ポケッ……ト」
鍵なんて菌が人一倍付いている物なんて触りたくない。
「自分で開けろ」
だけど、酔っぱらいの手が震えて上手く鍵穴に鍵を差し込めない。
イライラが蓄積していく。
「あー!」
女の手首を掴み、鍵を差して回す。
ドアを開けると大量のごみ袋が出迎えた。
アルコールの限界が分からないだらしないやつ、想像通りの部屋の汚さだ。
そう思っていたのに、玄関を過ぎると必要最小限の物しか置いていないシンプルな部屋だった。
「そろそろ自分の足で立て」
「はーい」
なんて返事はするものの、ゲロの付いた服のままベッドへダイブしやがった。
介抱する義理なんかないが、俺は女の服を剥ぎ取り、脱衣所へ投げ捨てた。
さすがに洗いたくはない。
だけど、自分の服はすぐさま洗いたい。
俺は服を脱ぎ、軽く手洗いをした後に洗濯機へ入れた。
送ってやったんだ、勝手に使っても文句は言わせねぇ。
待っている間どうするか、もう一度殺風景な部屋を見渡す。
取り敢えず寝ゲロされて窒息死されても後味が悪いので、女が見える位置の部屋の角でもたれて待つことにした。
最悪だ。
練習終わりにたまには飲むか、と言うことで入った居酒屋で隣の席の酔っぱらい女に絡まれた。
タカシのバカ野郎と叫びながら。
タカシって誰だよ、面倒くせぇ。大方喧嘩か失恋したんだろう。
「う、気持ち悪い」
「マジかよ……」
俺の服に吐きやがやった。
自分のキャパシティくらい把握しておけよ。
こういうやつは嫌いだ。
俺を哀れむ店員と回りの席の客。
一応店員がゲロの片付けをして、服に付いたのも拭き取ってくれたがクセぇ。
「あんちゃん、悪いけどお会計してこの嬢ちゃんと帰ってくれないか?」
なぜ初対面のコイツのせいで俺が帰らないといけないんだ。
だが、こんな状態で食欲も湧くはずもなく、俺は言われた通りに会計を済ませ、女を連れて店を出た。
「おい」
「う゛~」
こんな調子の酔っぱらいからなんとか住所を聞き出し、タクシーへ乗り込んだ。
着いた場所はこじんまりとしたアパート。
「鍵は?」
「ポ、ポケッ……ト」
鍵なんて菌が人一倍付いている物なんて触りたくない。
「自分で開けろ」
だけど、酔っぱらいの手が震えて上手く鍵穴に鍵を差し込めない。
イライラが蓄積していく。
「あー!」
女の手首を掴み、鍵を差して回す。
ドアを開けると大量のごみ袋が出迎えた。
アルコールの限界が分からないだらしないやつ、想像通りの部屋の汚さだ。
そう思っていたのに、玄関を過ぎると必要最小限の物しか置いていないシンプルな部屋だった。
「そろそろ自分の足で立て」
「はーい」
なんて返事はするものの、ゲロの付いた服のままベッドへダイブしやがった。
介抱する義理なんかないが、俺は女の服を剥ぎ取り、脱衣所へ投げ捨てた。
さすがに洗いたくはない。
だけど、自分の服はすぐさま洗いたい。
俺は服を脱ぎ、軽く手洗いをした後に洗濯機へ入れた。
送ってやったんだ、勝手に使っても文句は言わせねぇ。
待っている間どうするか、もう一度殺風景な部屋を見渡す。
取り敢えず寝ゲロされて窒息死されても後味が悪いので、女が見える位置の部屋の角でもたれて待つことにした。