ーーおまけ(佐久早side)ーー


俺の隣で気持ち良さそうにスースーと寝息を立てている●●。
彼女の頭を撫でると俺とは違ったサラサラとした髪質。

潔癖の俺を気に掛けてか極力触れないようにしてくれた●●。
だけど、●●は勘違いをしている。俺だって性欲はある。
好きな人に触れたい。

だけど、まさかこんなタイミングで体を重ねるとは。

昨日もシーツを洗濯していたのに、今朝もシーツを洗うなんて珍しい。
ただそれだけ。そこまで気に止めていなかった。

なのに、


「ナンデモナイデス」


と、誤魔化すように脱衣所へ逃げる●●を見て怪しいと思った。

生理じゃないとしたら嘔吐して汚したな。

この間の同窓会だって、俺が迎えに行かなかったら同級生の男にお持ち帰りされそうになっていた。

酔ったら本人の意思ではどうにもならないらしい。
それなら飲み過ぎるなよ。
それか、飲むなら家か俺の前だけにしてくれ。
そう言った矢先のことだったから。


「おねしょじゃないからね！」


なんて大きな声で言われて驚いた。
そんなこと考えていなかったのに。

結局夢の中でイッたのが原因だったけど。

●●も俺と同じように性欲があって安心した。
だけど、一人だけ気持ちよくなるなんて許さない。

俺にも夢を共有させてくれ。