〜第三章〜 名前から変態
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~第三章〜 名前から変態
聖臣との同棲生活は意外と順調だった。
作ったご飯は食べてくれるし、汚いと言われることもないし、寝室は別だから寝不足になることもないし、たまに一緒にお出掛けもする。
本当に順調。
ただ一つ、世間一般の恋人がするスキンシップと言うものがないこと意外は。
以前酔ったときに手首を掴まれたことがあるが、それ以外はちょっとぶつかったり、物の受け渡しでしか触れたことがない。
後は初めて泊まったときにハグもしたことがあったっけ?
とにかく潔癖症の聖臣だから仕方がないと思うけど、一緒に住んでいるのに少しだけ一肌恋しいときがある。
「おかえり、試合どうだった?」
「ただいま、勝ったよ」
「おー、おめでとう!」
最近は平日は通常業務と練習、休日は試合があって忙しそうにする聖臣。
今日だって私がそろそろ寝ようかな、と思ったタイミングで帰って来た。
「明日は?」
「休み」
「そっか、ゆっくりできるね」
本当は一緒にどこか出掛けたりしたかったけど、お疲れであろう聖臣にそんなワガママは言えず、私はおやすみと言い自室へと入った。