蛍光ペン
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ーーおまけ(月島side)ーー
小学生のとき、気になっている女の子から手紙を渡された。
だけど、浮かれていると悟られたくなくて、
「後で見る」
そう短く言って、彼女の手から乱暴にひったくるようにそれを受け取ると、ポケットに突っ込んで教室を出た。
家に帰り、早速手紙を見ることにした。
親もいないし、兄ちゃんもまだ学校から帰っていない。
誰もいないと分かっていながら、無意味に部屋の電気を点けず、布団に潜って手紙を開く。
だけど、そこには何も書かれていなかった。
「……は?」
一瞬、頭が真っ白になった。
そんなとき、ふと最近理科の授業で習ったことを思い出した。
みかんの汁で書いた文字は、熱を加えることで浮かび上がる。
もしかして、これは……。
僕は布団を蹴り上げ、部屋の電気を点けた。
蛍光灯の白い光が部屋に満ちる。
火元を探す前に、もう1度目を凝らして手紙を見ると、薄っすらと、蛍光ペンで書かれたような黄色い跡が見えた。
インクが滲んでいて、かろうじて文字の形をなしている。
「つき……し……ま?」
なんとか“月島蛍君へ”という最初の文字だけが読み取れた。
だけど、続きをいくら頑張って読み取ろうと試みても、文字が潰れていて、読めなかった。
なんだ、イタズラか。
思わず、ため息が溢れた。
僕は手紙をくしゃくしゃに丸めて、ゴミ箱に投げ捨てた。
小学生のとき、気になっている女の子から手紙を渡された。
だけど、浮かれていると悟られたくなくて、
「後で見る」
そう短く言って、彼女の手から乱暴にひったくるようにそれを受け取ると、ポケットに突っ込んで教室を出た。
家に帰り、早速手紙を見ることにした。
親もいないし、兄ちゃんもまだ学校から帰っていない。
誰もいないと分かっていながら、無意味に部屋の電気を点けず、布団に潜って手紙を開く。
だけど、そこには何も書かれていなかった。
「……は?」
一瞬、頭が真っ白になった。
そんなとき、ふと最近理科の授業で習ったことを思い出した。
みかんの汁で書いた文字は、熱を加えることで浮かび上がる。
もしかして、これは……。
僕は布団を蹴り上げ、部屋の電気を点けた。
蛍光灯の白い光が部屋に満ちる。
火元を探す前に、もう1度目を凝らして手紙を見ると、薄っすらと、蛍光ペンで書かれたような黄色い跡が見えた。
インクが滲んでいて、かろうじて文字の形をなしている。
「つき……し……ま?」
なんとか“月島蛍君へ”という最初の文字だけが読み取れた。
だけど、続きをいくら頑張って読み取ろうと試みても、文字が潰れていて、読めなかった。
なんだ、イタズラか。
思わず、ため息が溢れた。
僕は手紙をくしゃくしゃに丸めて、ゴミ箱に投げ捨てた。
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