Perfume
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
~Perfume~
佐久早君、ちょっと待って!
同じクラスの佐久早君が私との距離を詰めてくる。
いつもマスクをしている彼。
話す内容も業務連絡のみの必要最低限。
そんな彼が何故私に?
後退りしたいのに体が動かない。なんなら声も出ない。
ついに目の前まで来た佐久早君。
縮こまっているイメージしかなかったのに、目の前まで来た彼はとても大きかった。
壁に追い込まれた覚えはないのに、佐久早君は私の背にある壁にドンと手をついて進路を遮り追い詰める。
大きな手で私の顎をクイッと上に向け、色っぽい顔の佐久早君の顔が近づいてくる。
これはもう……そう言うことだよね?
唇が触れそう。
待って……!心の準備が……!
ーーーー
「佐久早君!!」
ジリリリリ! ジリリリリ!
最悪だ。なんて夢を見てしまったんだ。
初恋の人でも好きな俳優さんでもなく、全く関わったことがない佐久早君が夢に。
しかもキ、キ、キスしちゃった。
マスクをしていない姿の佐久早君は貴重だったな。
って夢の中だし、うろ覚えだし。
それにしても寝汗が凄い。
まだ夏前なのに、本番はどうなることやら。
私は寝ぼけた頭を振り、朝の支度をした。
1/5ページ