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「と、言うことで縁下先生!私にもご指導のほどをよろしくお願いします!」
「聞いてた人数より多いんだけど」
縁下はため息を吐いたが何だかんだ親切に教えてくれた。
狭い田中の部屋には田中、西谷、私、縁下の他に木下と成田も集まっており、人口密度が高かった。
ぎゅうぎゅうになりながら机に向かう。
縁下の隣に座っている私は度々肘が縁下にぶつかり、その都度集中力が切れそうになる。
部屋は冷房が効いており涼しいはずなのに、そこだけ熱い。
「縁下、ここなんだけど……」
「そこはこの公式使って」
サラサラと公式を書く縁下。字、上手だな。見やすい。
見とれすぎて、ときたま他の人がいることを忘れてしまう。
ダメだダメだ、集中力しないと。
縁下の教え方が上手で意外にも勉強は順調に進んだ。
そろそろ一息付きたいと思っていたタイミングで、
「おやーつ!」
田中が休憩に、とスナック菓子を持ってきてくれた。
気が利くやつだ。
お菓子を摘まみながら進捗具合や雑談をする。
「◯◯は教えたら飲み込み早いのに、なんで赤点常習犯なんだ?」
不思議だとでも言わんばかりに聞いてきた縁下。
「え?勉強していないから以外の理由がある?」
「聞いた俺がバカだったわ」
「縁下はバカじゃないよ!」
こんなにも分かりやすく勉強を教えてくれる縁下がバカなはずがない。
「ははは、ありがとう」
苦笑いをする縁下。何か変なことを言っただろうか。
「さ、もう一頑張りするべ」
この日は日が暮れるまで勉強会が行われた。
「聞いてた人数より多いんだけど」
縁下はため息を吐いたが何だかんだ親切に教えてくれた。
狭い田中の部屋には田中、西谷、私、縁下の他に木下と成田も集まっており、人口密度が高かった。
ぎゅうぎゅうになりながら机に向かう。
縁下の隣に座っている私は度々肘が縁下にぶつかり、その都度集中力が切れそうになる。
部屋は冷房が効いており涼しいはずなのに、そこだけ熱い。
「縁下、ここなんだけど……」
「そこはこの公式使って」
サラサラと公式を書く縁下。字、上手だな。見やすい。
見とれすぎて、ときたま他の人がいることを忘れてしまう。
ダメだダメだ、集中力しないと。
縁下の教え方が上手で意外にも勉強は順調に進んだ。
そろそろ一息付きたいと思っていたタイミングで、
「おやーつ!」
田中が休憩に、とスナック菓子を持ってきてくれた。
気が利くやつだ。
お菓子を摘まみながら進捗具合や雑談をする。
「◯◯は教えたら飲み込み早いのに、なんで赤点常習犯なんだ?」
不思議だとでも言わんばかりに聞いてきた縁下。
「え?勉強していないから以外の理由がある?」
「聞いた俺がバカだったわ」
「縁下はバカじゃないよ!」
こんなにも分かりやすく勉強を教えてくれる縁下がバカなはずがない。
「ははは、ありがとう」
苦笑いをする縁下。何か変なことを言っただろうか。
「さ、もう一頑張りするべ」
この日は日が暮れるまで勉強会が行われた。