もう逃げない
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「んー!」
お店を出て背伸びをした。
今日はもう解散かな、正直まだ一緒にいたい。
チラッと力の方を見ると、
「そうだ、まだ時間あるしストレッチのやり方教えるよ」
「え……」
一緒にいられるのは嬉しいけどストレッチ??
「行くぞ」
にっこりとした顔だが目が笑っていない。
「行くってどこによ!」
「どこって……●●の家?」
当然だろ、言わんばかりの返事に言葉を失う。
昼間だとしても、男性を家に連れ込むってことは………そう言うこと?
いやいや、でも力のことだし。私振られたし。
それとも久しぶりに会ったら綺麗になったね、昔のことは水に流して割り切った関係に……とか?!
とんでもない妄想をしたところで、
「何考えてるか知らないけど、教えたら直ぐに帰るから」
「あ、はい」
ですよね、こんなこと漫画やドラマの世界の話。
「それとも部屋が汚いなら俺の家でもいいけど」
「失礼な!ちゃんと綺麗よ!」
「そうか、それなら行くぞ」
売り言葉に買い言葉。
私は力の思惑通りに家に連れていくことになってしまった。
「どうぞ」
「本当にちゃんと綺麗なんだな」
「まーね」
正確には最近は寝るためだけに家に帰っていたから、散らかっていないだけ。
「ちょっとストレッチしやすいように机動かすな」
「はーい」
二人分の柔軟体操ができるスペースを確保したところで、力のストレッチ指導が始まった。
特別なことをするのかと思いきや最初は肩回しだった。
腕を大きく横に広げて、手の先を肩に乗せて肘をゆっくりと回す。
楽勝、楽勝……。
「ひぎゃっ!」
「ほら脇閉じない」
指導なのは分かるけど、急に脇を触られるとくすぐったくて、変な声が出てしまった。
「ねぇ、もう離して」
中々私の脇から手を離さない力。
「このままくすぐったらどうなるかなって考えていた」
「平手が跳ぶよ?」
「………」
少しだけいつもより低い声で言うとパッと手を離してくれた。
最初からそうしてくれればいいものを。
その後は平穏にストレッチが行われた。
「───と、まあこんな感じかな。寝る前にやれよ」
「はいはい」
「絶対だからな」
「分かったわよ」
「やったら報告の連絡を毎日しろよ」
「えー」
そんなことを言いつつ、毎日連絡する口実ができて嬉しかった。
お店を出て背伸びをした。
今日はもう解散かな、正直まだ一緒にいたい。
チラッと力の方を見ると、
「そうだ、まだ時間あるしストレッチのやり方教えるよ」
「え……」
一緒にいられるのは嬉しいけどストレッチ??
「行くぞ」
にっこりとした顔だが目が笑っていない。
「行くってどこによ!」
「どこって……●●の家?」
当然だろ、言わんばかりの返事に言葉を失う。
昼間だとしても、男性を家に連れ込むってことは………そう言うこと?
いやいや、でも力のことだし。私振られたし。
それとも久しぶりに会ったら綺麗になったね、昔のことは水に流して割り切った関係に……とか?!
とんでもない妄想をしたところで、
「何考えてるか知らないけど、教えたら直ぐに帰るから」
「あ、はい」
ですよね、こんなこと漫画やドラマの世界の話。
「それとも部屋が汚いなら俺の家でもいいけど」
「失礼な!ちゃんと綺麗よ!」
「そうか、それなら行くぞ」
売り言葉に買い言葉。
私は力の思惑通りに家に連れていくことになってしまった。
「どうぞ」
「本当にちゃんと綺麗なんだな」
「まーね」
正確には最近は寝るためだけに家に帰っていたから、散らかっていないだけ。
「ちょっとストレッチしやすいように机動かすな」
「はーい」
二人分の柔軟体操ができるスペースを確保したところで、力のストレッチ指導が始まった。
特別なことをするのかと思いきや最初は肩回しだった。
腕を大きく横に広げて、手の先を肩に乗せて肘をゆっくりと回す。
楽勝、楽勝……。
「ひぎゃっ!」
「ほら脇閉じない」
指導なのは分かるけど、急に脇を触られるとくすぐったくて、変な声が出てしまった。
「ねぇ、もう離して」
中々私の脇から手を離さない力。
「このままくすぐったらどうなるかなって考えていた」
「平手が跳ぶよ?」
「………」
少しだけいつもより低い声で言うとパッと手を離してくれた。
最初からそうしてくれればいいものを。
その後は平穏にストレッチが行われた。
「───と、まあこんな感じかな。寝る前にやれよ」
「はいはい」
「絶対だからな」
「分かったわよ」
「やったら報告の連絡を毎日しろよ」
「えー」
そんなことを言いつつ、毎日連絡する口実ができて嬉しかった。