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教室に戻り自分の席に座ってから隣の席の彼を見た。
黒髪で切れ長の目、授業中はいつも寝てばかりいる影山君。
確か自己紹介の時にバレー部に入るって言っていた。
孝ちゃんと同じ部活。
そんな彼は今、早弁中。
貴重な起きているタイミングと言っても過言ではない。
「……」
「なんだよ、さっきからジロジロ見てきて」
「あ、いや……」
まずい、見すぎてしまった。
「用がないなら俺は寝る」
そう言うと影山君は食べ終わった弁当箱を片付けて、寝る体勢を作った。
「あるある!用ある!影山君ってバレー部だよね?3年生の先輩ってどんな人がいる?」
咄嗟に変な質問をしてしまった。
いや、孝ちゃんが後輩からどんな印象を持たれているか気になるけれども。
「3年の先輩?ん〜キャプテンは安定感があって、菅原さんはいつもニコニコしてて、清水先輩は仕事のできるマネージャー、かな」
あれ、3人?
去年までは孝ちゃんから聞いた話だと4人いた気がしたけど。
それよりも、清水先輩は“先輩”呼びなのに、
「菅原先輩は“さん”呼びなんだね」
私の中でそこが一番ひっかかった。
「は?なんか問題あるか?」
影山君は眉間にシワを寄せた。
ちょっと怖い。
「いや、別に。なんでもない。話してくれてありがとうね」
「よく分かんねぇけど、◯◯はマネージャーに興味あんのかよ」
今のやり取りでそんな風に感じたのかな?
残念ながら、
「全く無いね」
「無 えのに聞いてきたのかよ」
だって、私が興味あるのは孝ちゃんだけなんだもん。
だけど、
「無いけど、今日の部活見学に行こうかな」
「おう」
意外にも影山君からは前向きな反応が返ってきた。
黒髪で切れ長の目、授業中はいつも寝てばかりいる影山君。
確か自己紹介の時にバレー部に入るって言っていた。
孝ちゃんと同じ部活。
そんな彼は今、早弁中。
貴重な起きているタイミングと言っても過言ではない。
「……」
「なんだよ、さっきからジロジロ見てきて」
「あ、いや……」
まずい、見すぎてしまった。
「用がないなら俺は寝る」
そう言うと影山君は食べ終わった弁当箱を片付けて、寝る体勢を作った。
「あるある!用ある!影山君ってバレー部だよね?3年生の先輩ってどんな人がいる?」
咄嗟に変な質問をしてしまった。
いや、孝ちゃんが後輩からどんな印象を持たれているか気になるけれども。
「3年の先輩?ん〜キャプテンは安定感があって、菅原さんはいつもニコニコしてて、清水先輩は仕事のできるマネージャー、かな」
あれ、3人?
去年までは孝ちゃんから聞いた話だと4人いた気がしたけど。
それよりも、清水先輩は“先輩”呼びなのに、
「菅原先輩は“さん”呼びなんだね」
私の中でそこが一番ひっかかった。
「は?なんか問題あるか?」
影山君は眉間にシワを寄せた。
ちょっと怖い。
「いや、別に。なんでもない。話してくれてありがとうね」
「よく分かんねぇけど、◯◯はマネージャーに興味あんのかよ」
今のやり取りでそんな風に感じたのかな?
残念ながら、
「全く無いね」
「
だって、私が興味あるのは孝ちゃんだけなんだもん。
だけど、
「無いけど、今日の部活見学に行こうかな」
「おう」
意外にも影山君からは前向きな反応が返ってきた。