好きな人の好きな物は嫌いでも好き
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーーおまけ①ーー
翌日。
帰宅し、玄関のドアを開けると、あるものにふと気が付いた。
見慣れた孝支の黒い革靴が、すでにきれいに揃えて置いてある。
この時間、彼の靴がないのが当たり前なのに、珍しい。
「ただいま〜」
いつもより少し弾んだ声でリビングへ向かって呼びかけるが、返事はない。
お風呂かな?
その証拠に、脱衣所のドアの下から、オレンジ色の光がわずかに漏れていた。
手洗いうがいを済ませ、お茶を飲もうと冷蔵庫を開けると、あるものに目が止まった。
昨日まで絶対になかったはずの、小ぶりな白い箱が置かれている。
「何、これ」
私が知らないと言うことは、孝支が今日、仕事帰りに買ってきて入れたのだろう。
中身はすごく気になる。
きっと何か甘くて美味しそうなものだろう。
でも、勝手に開けたらマズいよね……。
私は白い箱を視界に入れないように努め、見なかったことにして、冷蔵庫のポケットから冷水筒を取り出した。
コップにお茶を注いで、ゴクリと飲む。
そのタイミングで、脱衣所のドアが開く音がした。
孝支が、湯上りの、ほんのり赤みがさした顔でリビングに入ってくる。
「あ、おかえり」
「ただいま。温まった?」
彼の視線は、私の手にあるコップへと吸い寄せられたのが分かった。
「もしかして、冷蔵庫開けた?」
「開けたけど、何も見てないよ。小ぶりの白い箱なんて私は知らないよ」
わざとらしく大袈裟に首を振って否定すると、孝支はすぐさま突っ込みを入れてきた。
「見てるじゃん」
「えへへ」
私はごまかすように笑う。
「昨日頑張って辛い鍋に付き合ってくれたお礼。仕事が片付いたから、帰りにケーキ買ってきたんだ」
孝支は、優しい笑顔でそう教えてくれた。
「やったあ!ケーキ!」
1日の疲れが吹き飛ぶ。早くあの白い箱を開けたい!
「すぐにお風呂入ってくる!夜ご飯済ませたら、絶対食べようね!」
私はウキウキとした足取りで、孝支と入れ替わるように脱衣所へと向かった。
心はもう、甘いケーキの味でいっぱいだった。
翌日。
帰宅し、玄関のドアを開けると、あるものにふと気が付いた。
見慣れた孝支の黒い革靴が、すでにきれいに揃えて置いてある。
この時間、彼の靴がないのが当たり前なのに、珍しい。
「ただいま〜」
いつもより少し弾んだ声でリビングへ向かって呼びかけるが、返事はない。
お風呂かな?
その証拠に、脱衣所のドアの下から、オレンジ色の光がわずかに漏れていた。
手洗いうがいを済ませ、お茶を飲もうと冷蔵庫を開けると、あるものに目が止まった。
昨日まで絶対になかったはずの、小ぶりな白い箱が置かれている。
「何、これ」
私が知らないと言うことは、孝支が今日、仕事帰りに買ってきて入れたのだろう。
中身はすごく気になる。
きっと何か甘くて美味しそうなものだろう。
でも、勝手に開けたらマズいよね……。
私は白い箱を視界に入れないように努め、見なかったことにして、冷蔵庫のポケットから冷水筒を取り出した。
コップにお茶を注いで、ゴクリと飲む。
そのタイミングで、脱衣所のドアが開く音がした。
孝支が、湯上りの、ほんのり赤みがさした顔でリビングに入ってくる。
「あ、おかえり」
「ただいま。温まった?」
彼の視線は、私の手にあるコップへと吸い寄せられたのが分かった。
「もしかして、冷蔵庫開けた?」
「開けたけど、何も見てないよ。小ぶりの白い箱なんて私は知らないよ」
わざとらしく大袈裟に首を振って否定すると、孝支はすぐさま突っ込みを入れてきた。
「見てるじゃん」
「えへへ」
私はごまかすように笑う。
「昨日頑張って辛い鍋に付き合ってくれたお礼。仕事が片付いたから、帰りにケーキ買ってきたんだ」
孝支は、優しい笑顔でそう教えてくれた。
「やったあ!ケーキ!」
1日の疲れが吹き飛ぶ。早くあの白い箱を開けたい!
「すぐにお風呂入ってくる!夜ご飯済ませたら、絶対食べようね!」
私はウキウキとした足取りで、孝支と入れ替わるように脱衣所へと向かった。
心はもう、甘いケーキの味でいっぱいだった。
