虹がかかる
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月日は経ち、いつの間にか夏休みが終わっていた。
白い肌だった人はこんがり焼け、おちゃらけていた子は、受験に備えて真面目な装いに変わる。
そんな中、私にも内面な変化があった。
「最近の道宮、◯◯と仲良くないか?」
イチ早く気が付いたのは澤村君だった。
彼は教室に遊びに来ていた道宮さんと私を交互に見ながら言った。
それもそのはず、私たちはお互い恋のライバルだと認めた日から距離がグッと近くなったのだ。
夏休みに入ってからも一緒に勉強したり、遊んだり、時には女子力を高めあったり。
だから、澤村君には私たちの距離が急に縮まったように感じたのだろう。
「え~元々仲良いよ。ね、●●ちゃん」
道宮さんは、そんな澤村君の言葉を受け流し、普通だと言い張るように、人懐っこい笑顔で私に同意を求めてきた。
「うん」
私も笑顔で頷いた。
「そう言えば春高予選1次予選、通過したんだって?おめでとう」
道宮さんが、自分のことのように明るい声で祝福する。
「おう、ありがとう」
澤村君は、少し照れたように頭を掻いた。
本当は、私が先に「おめでとう」って言いたかった。
私の視線は、思わず道宮さんへ向かう。
彼女の瞳には遠慮しない、と訴えかけているようだった。
私も負けていられない。
そんなプレッシャーに駆られる。
ーーーー
2次予選まで2ヶ月あると思っていたのに、あっという間に当日を迎えた。
準決勝ではあのインターハイに敗れた青葉城西に見事雪辱を果たした。
決勝戦は白鳥沢学園。
文武両道の学校だと聞いたことがある。
朝、支度をしていると、道宮さんからメッセージが届いていた。
“応援、一緒に行かない?”
インターハイの応援には行かなかった。
だから、今回はどんな結果になろうと、彼らの全てを見届けようと決めていた。
元々1人で行くつもりだった私は、その誘いに二つ返事をした。
……。
…………。
試合会場に着くと、道宮さんと女子バレー部の部員2人が既に待ってきた。
「遅くなってごめんなさい」
「ううん、私たちが早すぎただけだから」
観客席へ向かう途中、道宮さんが私に耳打ちをした。
“私ね、澤村にお守り渡しちゃった”
その言葉を聞いた瞬間、焦りを感じた。
そうだ、道宮さんとは仲の良いお友達であると同時に、恋のライバルでもあった。
チラリと控えベンチを見ると、まるでお守りもメンバーの一員とでも言いたげに鎮座していた。
私もお守り渡せばよかった。
1次予選を通過したときも、今日も道宮さんに出遅れている気がする。
でも、お守りがなくても、今の私にできる精一杯の応援をしよう。
声が枯れるくらい、目一杯。
白い肌だった人はこんがり焼け、おちゃらけていた子は、受験に備えて真面目な装いに変わる。
そんな中、私にも内面な変化があった。
「最近の道宮、◯◯と仲良くないか?」
イチ早く気が付いたのは澤村君だった。
彼は教室に遊びに来ていた道宮さんと私を交互に見ながら言った。
それもそのはず、私たちはお互い恋のライバルだと認めた日から距離がグッと近くなったのだ。
夏休みに入ってからも一緒に勉強したり、遊んだり、時には女子力を高めあったり。
だから、澤村君には私たちの距離が急に縮まったように感じたのだろう。
「え~元々仲良いよ。ね、●●ちゃん」
道宮さんは、そんな澤村君の言葉を受け流し、普通だと言い張るように、人懐っこい笑顔で私に同意を求めてきた。
「うん」
私も笑顔で頷いた。
「そう言えば春高予選1次予選、通過したんだって?おめでとう」
道宮さんが、自分のことのように明るい声で祝福する。
「おう、ありがとう」
澤村君は、少し照れたように頭を掻いた。
本当は、私が先に「おめでとう」って言いたかった。
私の視線は、思わず道宮さんへ向かう。
彼女の瞳には遠慮しない、と訴えかけているようだった。
私も負けていられない。
そんなプレッシャーに駆られる。
ーーーー
2次予選まで2ヶ月あると思っていたのに、あっという間に当日を迎えた。
準決勝ではあのインターハイに敗れた青葉城西に見事雪辱を果たした。
決勝戦は白鳥沢学園。
文武両道の学校だと聞いたことがある。
朝、支度をしていると、道宮さんからメッセージが届いていた。
“応援、一緒に行かない?”
インターハイの応援には行かなかった。
だから、今回はどんな結果になろうと、彼らの全てを見届けようと決めていた。
元々1人で行くつもりだった私は、その誘いに二つ返事をした。
……。
…………。
試合会場に着くと、道宮さんと女子バレー部の部員2人が既に待ってきた。
「遅くなってごめんなさい」
「ううん、私たちが早すぎただけだから」
観客席へ向かう途中、道宮さんが私に耳打ちをした。
“私ね、澤村にお守り渡しちゃった”
その言葉を聞いた瞬間、焦りを感じた。
そうだ、道宮さんとは仲の良いお友達であると同時に、恋のライバルでもあった。
チラリと控えベンチを見ると、まるでお守りもメンバーの一員とでも言いたげに鎮座していた。
私もお守り渡せばよかった。
1次予選を通過したときも、今日も道宮さんに出遅れている気がする。
でも、お守りがなくても、今の私にできる精一杯の応援をしよう。
声が枯れるくらい、目一杯。
