正義の面を被った狼
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ーーおまけ②ーー
「んっ……大地さん」
腕の中で目覚めると、私を迎えたのは、優しく穏やかな大地さんの声だった。
「おはよう」
その一言で、昨夜の情熱的な出来事が、鮮明さで脳裏によみがえる。
ああ、私たち、本当にシたんだ。
下半身に残る微かな痛みが、その事実を証明していた。
しばらく夢と現実の狭間でボーッとしていたけれど、目の前で上半身裸でいる大地さんの姿を見て、完全に目が覚めた。
私は慌てて体を起こし、タンスから1つだけ予備として買っていた男性用のトランクスを取り出した。
「未使用なので、使ってください!」
そう言って大地さんに差し出した瞬間、ハッとした。
これでは、まるで私がいつでも使えるように準備している、と勘違いされるかもしれない。
私の顔はみるみる熱くなった。
「元カレとかのじゃないですよ!防犯用で!」
咄嗟の弁解に、大地さんはククッと楽しそうに笑いながら、下着を受け取ってくれた。
「知ってるよ。あの手紙に書いてあったから」
なんだ、知っていたのか。
1人で焦って、顔を真っ赤にしたのが恥ずかしい。
私も急いで着替えようと、タンスに向き直る。
下着を身に付けると、ふいに後ろから大地さんがギュッと抱き締めてきた。
耳元に、少し緊張した低い声が響く。
「順番が逆になったけど、俺たち、付き合おう」
私としては、恐怖から始まった関係の、一夜の過ちで終わることも覚悟していたのに。
想像もしていなかった、誠実で意外な申し出に、胸がキュンと締め付けられた。
「その、あれだ……もし子供ができたら、責任も取る」
急な出来事だったから、避妊具の用意がなかったことまで、ちゃんと考えている。
「ふふふ、律儀な大地さん」
私は彼の腕の中で笑った。
「なっ! 体目的だと勘違いされたくないから……」
段々と尻窄みになっていく言葉。
そうやって焦れば焦るほど、純粋で優しい大地さんが、本当に愛おしかった。
私は彼の腕の中で、改めてまっすぐな気持ちを伝えた。
「大地さん、好きです」
勘違いなんかじゃないこと。
この気持ちが本物だということを、分かってほしかった。
すると大地さんも、優しい、澄んだ声で答えてくれた。
「俺も……俺も好きだよ、●●さん」
顔を上げると、そこには昨夜の狼の表情はもうなく、いつもの真面目で、少し照れた、優しい警察官の顔があった。
しばしの沈黙と、幸福感に満たされた後、思い出したようについ口をついて出た。
「ところで、昨日排卵日だったんですよね」
「なっ!」
大地さんが露骨に焦る顔を見て、朝からまた笑いがこみ上げてくる。
不安と恐怖から始まった私たちの関係だけれど、こんなふうに笑い合える朝が迎えられたことが、なんだかすごく幸せに感じた。
「んっ……大地さん」
腕の中で目覚めると、私を迎えたのは、優しく穏やかな大地さんの声だった。
「おはよう」
その一言で、昨夜の情熱的な出来事が、鮮明さで脳裏によみがえる。
ああ、私たち、本当にシたんだ。
下半身に残る微かな痛みが、その事実を証明していた。
しばらく夢と現実の狭間でボーッとしていたけれど、目の前で上半身裸でいる大地さんの姿を見て、完全に目が覚めた。
私は慌てて体を起こし、タンスから1つだけ予備として買っていた男性用のトランクスを取り出した。
「未使用なので、使ってください!」
そう言って大地さんに差し出した瞬間、ハッとした。
これでは、まるで私がいつでも使えるように準備している、と勘違いされるかもしれない。
私の顔はみるみる熱くなった。
「元カレとかのじゃないですよ!防犯用で!」
咄嗟の弁解に、大地さんはククッと楽しそうに笑いながら、下着を受け取ってくれた。
「知ってるよ。あの手紙に書いてあったから」
なんだ、知っていたのか。
1人で焦って、顔を真っ赤にしたのが恥ずかしい。
私も急いで着替えようと、タンスに向き直る。
下着を身に付けると、ふいに後ろから大地さんがギュッと抱き締めてきた。
耳元に、少し緊張した低い声が響く。
「順番が逆になったけど、俺たち、付き合おう」
私としては、恐怖から始まった関係の、一夜の過ちで終わることも覚悟していたのに。
想像もしていなかった、誠実で意外な申し出に、胸がキュンと締め付けられた。
「その、あれだ……もし子供ができたら、責任も取る」
急な出来事だったから、避妊具の用意がなかったことまで、ちゃんと考えている。
「ふふふ、律儀な大地さん」
私は彼の腕の中で笑った。
「なっ! 体目的だと勘違いされたくないから……」
段々と尻窄みになっていく言葉。
そうやって焦れば焦るほど、純粋で優しい大地さんが、本当に愛おしかった。
私は彼の腕の中で、改めてまっすぐな気持ちを伝えた。
「大地さん、好きです」
勘違いなんかじゃないこと。
この気持ちが本物だということを、分かってほしかった。
すると大地さんも、優しい、澄んだ声で答えてくれた。
「俺も……俺も好きだよ、●●さん」
顔を上げると、そこには昨夜の狼の表情はもうなく、いつもの真面目で、少し照れた、優しい警察官の顔があった。
しばしの沈黙と、幸福感に満たされた後、思い出したようについ口をついて出た。
「ところで、昨日排卵日だったんですよね」
「なっ!」
大地さんが露骨に焦る顔を見て、朝からまた笑いがこみ上げてくる。
不安と恐怖から始まった私たちの関係だけれど、こんなふうに笑い合える朝が迎えられたことが、なんだかすごく幸せに感じた。
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