思い出なんかいる
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朝8時頃に兵庫県を発ち、昼前に東京駅に着いた。
レンガ造りでありながら、和洋折衷のデザイン。
初めて見る東京駅は駅とは思えない上品な作りで、まるで時代を一世紀遡った感覚になった。
本当はもう少しゆっくり駅を観察したかったが、腹ペコモンスターが築地に行こうと急かしてくるので、やむを得ず駅を後にした。
ーーーー
築地にて
「なーなー!どこで食う?!」
腹ペコモンスターがよだれを垂らしてお昼にするお店を吟味している。
「ここにしようか」
本当は食べ歩きも良かったが、侑がすぐにどっかフラフラと行ってしまうせいで、次の予定の時間が押していたので、サクッと済ませるために海鮮丼のお店に入った。
「注文決まった?」
「待ってえや、トロ3種盛り丼かトロ贅沢丼かトロ三昧丼の3択まで絞ったから」
侑以外の皆は決まったようなので、問答無欲で店員さんを呼んだ。
「すみませーん、注文いいですか?」
「待てって言ったやろー!」
海鮮丼はとても美味しかった。
ーーーー
浅草雷門にて
「なんやこのでっかい提灯は!」
「ここが雷門だよ」
雷門を潜ると日本で最も古い商店街の一つと言われている仲見世通りが広がっていた。
浅草ならではのお土産、工芸品、民芸品などが売っているお店が所狭しと並んでいる。
「木刀買おうぜ」
「小学生か」
「サムにも土産買 ーてったろ」
「治も来てるから」
侑は片っ端から気になるお店に入っていった。
あ、この雷門の提灯キーホルダー可愛いな。
こっちの人形焼き、お土産に買いたいけど賞味期限的に明日買った方がいいかな。
雷おこしも捨てがたい。
そんな風に迷っていると、いつの間にか侑は買い物を済ませていた。
「何買ったの?」
「ん?内緒」
内緒?まあ、どうせ変なものでも買ったんでしょう。
ーーーー
東京スカイツリーにて
最後に今日の締めの東京スカイツリー。
高さ634mは伊達じゃない。写真では分からない迫力があった。
「展望デッキ行こうぜ!」
入り口を通ると星の頭をした公式キャラクターが出迎えてくれた。
チケットを購入して、出発ロビーへと向かう。
外からでは分からない内装のこだわり。
高いところが苦手な私からしたら、このフロアだけで満足。
でも、富士山見えるかな?なんてワクワクしている侑の喜ぶ顔が見たくて付いていった。
展望デッキに着くと真っ先に富士山を探す侑。
雨こそ降ってはいないが雲が多い。
「富士山見えないね」
「今度は快晴の日に行こうな」
それは班に向けた言葉なのか、私に向けた言葉なのか分からなかった。
レンガ造りでありながら、和洋折衷のデザイン。
初めて見る東京駅は駅とは思えない上品な作りで、まるで時代を一世紀遡った感覚になった。
本当はもう少しゆっくり駅を観察したかったが、腹ペコモンスターが築地に行こうと急かしてくるので、やむを得ず駅を後にした。
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築地にて
「なーなー!どこで食う?!」
腹ペコモンスターがよだれを垂らしてお昼にするお店を吟味している。
「ここにしようか」
本当は食べ歩きも良かったが、侑がすぐにどっかフラフラと行ってしまうせいで、次の予定の時間が押していたので、サクッと済ませるために海鮮丼のお店に入った。
「注文決まった?」
「待ってえや、トロ3種盛り丼かトロ贅沢丼かトロ三昧丼の3択まで絞ったから」
侑以外の皆は決まったようなので、問答無欲で店員さんを呼んだ。
「すみませーん、注文いいですか?」
「待てって言ったやろー!」
海鮮丼はとても美味しかった。
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浅草雷門にて
「なんやこのでっかい提灯は!」
「ここが雷門だよ」
雷門を潜ると日本で最も古い商店街の一つと言われている仲見世通りが広がっていた。
浅草ならではのお土産、工芸品、民芸品などが売っているお店が所狭しと並んでいる。
「木刀買おうぜ」
「小学生か」
「サムにも土産
「治も来てるから」
侑は片っ端から気になるお店に入っていった。
あ、この雷門の提灯キーホルダー可愛いな。
こっちの人形焼き、お土産に買いたいけど賞味期限的に明日買った方がいいかな。
雷おこしも捨てがたい。
そんな風に迷っていると、いつの間にか侑は買い物を済ませていた。
「何買ったの?」
「ん?内緒」
内緒?まあ、どうせ変なものでも買ったんでしょう。
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東京スカイツリーにて
最後に今日の締めの東京スカイツリー。
高さ634mは伊達じゃない。写真では分からない迫力があった。
「展望デッキ行こうぜ!」
入り口を通ると星の頭をした公式キャラクターが出迎えてくれた。
チケットを購入して、出発ロビーへと向かう。
外からでは分からない内装のこだわり。
高いところが苦手な私からしたら、このフロアだけで満足。
でも、富士山見えるかな?なんてワクワクしている侑の喜ぶ顔が見たくて付いていった。
展望デッキに着くと真っ先に富士山を探す侑。
雨こそ降ってはいないが雲が多い。
「富士山見えないね」
「今度は快晴の日に行こうな」
それは班に向けた言葉なのか、私に向けた言葉なのか分からなかった。