欲張りなキミに乾杯
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌日のお昼休み。
不要な教材をさっさと鞄に仕舞い込み、代わりにお弁当の入った袋を取り出した。
すると、
「●●ちゃーん!お昼一緒に食わへん?!」
「?!」
教室の入り口から馬鹿デカイ声で名前を呼ばれた。
この声は……。
「……侑」
なんでここに?
教室に残っていた生徒たちの視線が私と侑に集まる。
やめてー!見ないでー!
そんな私の心の声など虚しく、侑は視線に気付いていないのか、ニコニコとこちらを見てくる。
終いには友達から、
「●●、いつの間に侑君と仲良くなったの?!」
なんて問い詰められるハメに。
いつまでもここにいたら面倒なことになる。
「そんなんじゃないから!……ほら侑、行くよ!」
私は否定してから慌ててお弁当袋を片手に、侑の腕を引いて教室から離れた。
「●●ちゃんって意外と大胆なんやね!」
「どの口が……」
ひとまず落ち着ける場所を探そう。
適当に歩くけれど、人がいない教室がない。
仕方がなく、探しながら気になっていたことを先に尋ねた。
「なんで私のクラスを知ってるの?」
「木村さんから聞ぃた」
木村、とはミノリちゃんのことだ。
そう言えば昨日話しているのを見られていたんだっけ。
「最悪……」
勿論教えたミノリちゃんに対してではなく、侑に対して。
「なんでや!酷いわー!」
「もういいから、適当に場所を見つけてお昼にするよ」
探しているうちに屋上へ繋がる扉の前まできてしまった。
試しに扉に手をかけたが、案の定鍵が掛かっていて入ることはできない。
「開いてへんな」
「仕方ないから、お昼ここでいいよね」
「●●ちゃんと一緒ならどこでも大歓迎!」
「うるさい」
いつの間にか敬語も取れてるし……。
結局、扉の前の踊り場の様なところで腰を下ろしてお昼ご飯を食べることに。
それからと言うものの、お昼休みは侑と過ごすことが増えた。
不要な教材をさっさと鞄に仕舞い込み、代わりにお弁当の入った袋を取り出した。
すると、
「●●ちゃーん!お昼一緒に食わへん?!」
「?!」
教室の入り口から馬鹿デカイ声で名前を呼ばれた。
この声は……。
「……侑」
なんでここに?
教室に残っていた生徒たちの視線が私と侑に集まる。
やめてー!見ないでー!
そんな私の心の声など虚しく、侑は視線に気付いていないのか、ニコニコとこちらを見てくる。
終いには友達から、
「●●、いつの間に侑君と仲良くなったの?!」
なんて問い詰められるハメに。
いつまでもここにいたら面倒なことになる。
「そんなんじゃないから!……ほら侑、行くよ!」
私は否定してから慌ててお弁当袋を片手に、侑の腕を引いて教室から離れた。
「●●ちゃんって意外と大胆なんやね!」
「どの口が……」
ひとまず落ち着ける場所を探そう。
適当に歩くけれど、人がいない教室がない。
仕方がなく、探しながら気になっていたことを先に尋ねた。
「なんで私のクラスを知ってるの?」
「木村さんから聞ぃた」
木村、とはミノリちゃんのことだ。
そう言えば昨日話しているのを見られていたんだっけ。
「最悪……」
勿論教えたミノリちゃんに対してではなく、侑に対して。
「なんでや!酷いわー!」
「もういいから、適当に場所を見つけてお昼にするよ」
探しているうちに屋上へ繋がる扉の前まできてしまった。
試しに扉に手をかけたが、案の定鍵が掛かっていて入ることはできない。
「開いてへんな」
「仕方ないから、お昼ここでいいよね」
「●●ちゃんと一緒ならどこでも大歓迎!」
「うるさい」
いつの間にか敬語も取れてるし……。
結局、扉の前の踊り場の様なところで腰を下ろしてお昼ご飯を食べることに。
それからと言うものの、お昼休みは侑と過ごすことが増えた。