モテ過ぎも考え方によっては
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
昨日仕事を頑張ったおかげ、休日が潰れずに済んだ。
かと言って、ゆっくりもしていられないのだけれど。
なにせ今日は不動産屋さんに行かないといけないから。
侑と2人で住むのを想定した賃貸。
ダラダラと高い家賃を払っているより、サクッと引っ越し費用と敷金礼金を払った方が長い目で見て得。
それを言うなら家を買った方が良いのかもしれないけれど、それはソレ、これはコレ。
重たい体を起こして朝の支度をした。
「よし、こんなもんかな」
最後に忘れ物をチェックしてから玄関へと向かう。
すると、
「休みやのに、どこか行くん?そんなオシャレもして」
家を出ようとしたら侑が自室から出てきた。
休みの日はゆっくりしているのに、今日に限って……。
「別に、どこだっていいでしょ。侑には関係ない」
私も新しく住む物件を探しているだなんて話をしたら、侑が焦るかもしれない。
だからこれは言わない方がいい。
「そっか」
何か言いたげな侑をよそに私は扉を開けた。
ーーーー
「おはようございます。予約をしていた◯◯です」
「お待ちしておりました。本日は内見が5件ありますので、さっそく見てまいりましょうか」
不動産屋さんへ入ると好青年が出迎えてくれた。
「よろしくお願いします」
挨拶もほどほどに社用車に揺られて気になる物件へと向かう。
「こちらのお部屋は日当たりが良くて────」
確かに日当たりはいいけど、壁が薄いのか隣人の生活音が聞こえてくる。
家賃を抑えた物件なだけ仕方がないことだけど、侑なら嫌がるだろうな……って侑は関係ないって。
「キッチンも一人暮らしにしては広くて────」
確かに広いけど、個人的にはもう少し広い方がいいかな。
じゃないと侑に栄養あるご飯を作りにくいし……ってまただ。
「こちらのお部屋は天井を低くすることで落ち着いた空間を────」
低いどころか180cm越えの侑には低すぎる……って、なんでどこを見ても侑のことが頭に過るんだろう。
5件の物件を全て見て回ったけれど、しっくりくる家がなくて、結局この日は契約をせずに終わった。
「すみません、色々と見させて頂いたのに決めかねて……」
「いえいえ、また気になる物件がございましたらお申し付け下さい」
不動産屋さんを出る頃には空が薄暗くなっていた。
色々と見て回ったせいでクタクタだ。
夜ご飯は外で済ませてから帰ろう。
かと言って、ゆっくりもしていられないのだけれど。
なにせ今日は不動産屋さんに行かないといけないから。
侑と2人で住むのを想定した賃貸。
ダラダラと高い家賃を払っているより、サクッと引っ越し費用と敷金礼金を払った方が長い目で見て得。
それを言うなら家を買った方が良いのかもしれないけれど、それはソレ、これはコレ。
重たい体を起こして朝の支度をした。
「よし、こんなもんかな」
最後に忘れ物をチェックしてから玄関へと向かう。
すると、
「休みやのに、どこか行くん?そんなオシャレもして」
家を出ようとしたら侑が自室から出てきた。
休みの日はゆっくりしているのに、今日に限って……。
「別に、どこだっていいでしょ。侑には関係ない」
私も新しく住む物件を探しているだなんて話をしたら、侑が焦るかもしれない。
だからこれは言わない方がいい。
「そっか」
何か言いたげな侑をよそに私は扉を開けた。
ーーーー
「おはようございます。予約をしていた◯◯です」
「お待ちしておりました。本日は内見が5件ありますので、さっそく見てまいりましょうか」
不動産屋さんへ入ると好青年が出迎えてくれた。
「よろしくお願いします」
挨拶もほどほどに社用車に揺られて気になる物件へと向かう。
「こちらのお部屋は日当たりが良くて────」
確かに日当たりはいいけど、壁が薄いのか隣人の生活音が聞こえてくる。
家賃を抑えた物件なだけ仕方がないことだけど、侑なら嫌がるだろうな……って侑は関係ないって。
「キッチンも一人暮らしにしては広くて────」
確かに広いけど、個人的にはもう少し広い方がいいかな。
じゃないと侑に栄養あるご飯を作りにくいし……ってまただ。
「こちらのお部屋は天井を低くすることで落ち着いた空間を────」
低いどころか180cm越えの侑には低すぎる……って、なんでどこを見ても侑のことが頭に過るんだろう。
5件の物件を全て見て回ったけれど、しっくりくる家がなくて、結局この日は契約をせずに終わった。
「すみません、色々と見させて頂いたのに決めかねて……」
「いえいえ、また気になる物件がございましたらお申し付け下さい」
不動産屋さんを出る頃には空が薄暗くなっていた。
色々と見て回ったせいでクタクタだ。
夜ご飯は外で済ませてから帰ろう。