きっかけは突然に
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二口さんの家に髪飾りを忘れてきちゃった。
きっと洗面所を借りたときだ。
バイト先で待っていれば届けてくれるかな?
それともまたお家にお邪魔してもいいかな。
手紙に連絡先も書いておけばよかった、と今更後悔。
今日はバイトないし、会えても明日か。
あ、でも明日のシフトは早朝からだから、いつも二口さんが来る時間までには上がってしまう。
もう諦めようかな。
お気に入りの髪飾りだったけれど、また似たようなのを買えばいい。
そんなことを考えながら大学の講義をこなす。
内定は貰えているから、後は単位を取ればいいだけの形だけの授業。
教授の話なんて右から左へ抜けていく。
早く終わらないかな。
ーーーー
「おはようございま〜す」
翌日の早朝バイト。
あくびを噛み殺しながらタイムカードを切った。
夜勤のシフトの人との引き継ぎが終わり、補充作業に入る。
バックヤードからドリンクの陳列をしていると、コンビニ特有の来店音が聞こえてきた。
この作業をしているときの接客は面倒くさいな。
呼ばれたらレジに行けばいいか。
と、作業を続行しているとすぐさまお客様に呼ばれた。
商品選ぶの早いな。
「すぐ行きまーす!」
レジへ行くとそこには二口さんがいた。
「え、二口さん……」
「おはよう」
「おはようございます」
朝から二口さんが拝めるなんて。
しかし、手には何も商品を持っていなかった。
「この時間帯で会うのは初めてですね」
「今日は夜勤明け。それより、この間、忘れ物したでしょ」
そう言って、ポケットから髪飾りを取り出した。
「ありがとうございます……。あと、先日はご迷惑をお掛けしてすみませんでした!」
私は深々と頭を下げた。
「いいよ。それより、敬語やめてくれないかな?俺の方が年下なワケだし」
「でも……」
「お願い」
そんなことを言われたら断れない。
「分かり……、分かった。堅治君」
「……」
あれ、さすがにいきなり“堅治君”は調子に乗りすぎたかな。
そう思っていたら、
「うん、いいね。悪くない。じゃあ俺はもう行くから残り時間も頑張ってね、●●さん」
「う、うん。ありがとう!」
堅治君に下の名前で呼ばれちゃった!
嬉しすぎてバイトどころか今日一日頑張れる。
きっと洗面所を借りたときだ。
バイト先で待っていれば届けてくれるかな?
それともまたお家にお邪魔してもいいかな。
手紙に連絡先も書いておけばよかった、と今更後悔。
今日はバイトないし、会えても明日か。
あ、でも明日のシフトは早朝からだから、いつも二口さんが来る時間までには上がってしまう。
もう諦めようかな。
お気に入りの髪飾りだったけれど、また似たようなのを買えばいい。
そんなことを考えながら大学の講義をこなす。
内定は貰えているから、後は単位を取ればいいだけの形だけの授業。
教授の話なんて右から左へ抜けていく。
早く終わらないかな。
ーーーー
「おはようございま〜す」
翌日の早朝バイト。
あくびを噛み殺しながらタイムカードを切った。
夜勤のシフトの人との引き継ぎが終わり、補充作業に入る。
バックヤードからドリンクの陳列をしていると、コンビニ特有の来店音が聞こえてきた。
この作業をしているときの接客は面倒くさいな。
呼ばれたらレジに行けばいいか。
と、作業を続行しているとすぐさまお客様に呼ばれた。
商品選ぶの早いな。
「すぐ行きまーす!」
レジへ行くとそこには二口さんがいた。
「え、二口さん……」
「おはよう」
「おはようございます」
朝から二口さんが拝めるなんて。
しかし、手には何も商品を持っていなかった。
「この時間帯で会うのは初めてですね」
「今日は夜勤明け。それより、この間、忘れ物したでしょ」
そう言って、ポケットから髪飾りを取り出した。
「ありがとうございます……。あと、先日はご迷惑をお掛けしてすみませんでした!」
私は深々と頭を下げた。
「いいよ。それより、敬語やめてくれないかな?俺の方が年下なワケだし」
「でも……」
「お願い」
そんなことを言われたら断れない。
「分かり……、分かった。堅治君」
「……」
あれ、さすがにいきなり“堅治君”は調子に乗りすぎたかな。
そう思っていたら、
「うん、いいね。悪くない。じゃあ俺はもう行くから残り時間も頑張ってね、●●さん」
「う、うん。ありがとう!」
堅治君に下の名前で呼ばれちゃった!
嬉しすぎてバイトどころか今日一日頑張れる。
