きっかけは突然に
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ーー二口sideーー
どうするよ、この酔い潰れたお姉さん。
俺の気持ちを知ってか無防備に……。
襲いたい……。
いやいや、ここで手を出したらあんな回りくどいアピールをしていたことが水の泡になる。
ひとまずベッドに運んで、布団をかける。
スースーと寝息を立てて寝ている◯◯さん。
あ、髪口に入りそう。
そっと髪に触れる。
その時に不意に触れてしまった唇が柔らかくて、目が離せなくなった。
「宿泊代として、キスくらいしてもいいよな」
俺は軽くチュッとキスをした。
指に触れたのと同じ感触が俺の唇にも。
「もう一回……」
今度は舌をぺろっと。
「ビールってこんな味なのか。苦いな」
ーーーー
朝起きても◯◯さんはスヤスヤと寝ていた。
本当は起きるまで待っていたいが、生憎仕事がある。
いつものように身支度をした。
「書き置き、残しておいた方がいいよな……」
ペンと紙あったかな。
適当に探し出したそれらで自分なりの丁寧な字を綴った。
文章、変じゃないよな。
「って時間ヤバっ!」
俺はどれだけ丁寧に書いていたんだよ。
慌てていたせいで、ペンは机から転がり落ちたけど、今は拾っている場合ではない。
家のスペアキーを置き手紙の上に置いて、仕事へと向かった。
ーーーー
「ふー……。ただいまーって、誰もいないか」
帰宅すると、当たり前だが◯◯さんの姿はなかった。
ポストに鍵が入っていた段階で分かってはいたけど。
机を見ると、今朝書いた置き手紙がそのまま残されている。
それを捨てようと拾い上げると、
「ん?」
何か書いてあった。
“寝ちゃってごめんなさい。
午後から講義があるので帰りますね。
お仕事頑張ってください。 ◯◯●●”
◯◯●●さん……。
下の名前、●●さんって言うのか。
捨てようと思ったけど、俺はその手紙を綺麗に折りたたんで、引き出しにしまった。
どうするよ、この酔い潰れたお姉さん。
俺の気持ちを知ってか無防備に……。
襲いたい……。
いやいや、ここで手を出したらあんな回りくどいアピールをしていたことが水の泡になる。
ひとまずベッドに運んで、布団をかける。
スースーと寝息を立てて寝ている◯◯さん。
あ、髪口に入りそう。
そっと髪に触れる。
その時に不意に触れてしまった唇が柔らかくて、目が離せなくなった。
「宿泊代として、キスくらいしてもいいよな」
俺は軽くチュッとキスをした。
指に触れたのと同じ感触が俺の唇にも。
「もう一回……」
今度は舌をぺろっと。
「ビールってこんな味なのか。苦いな」
ーーーー
朝起きても◯◯さんはスヤスヤと寝ていた。
本当は起きるまで待っていたいが、生憎仕事がある。
いつものように身支度をした。
「書き置き、残しておいた方がいいよな……」
ペンと紙あったかな。
適当に探し出したそれらで自分なりの丁寧な字を綴った。
文章、変じゃないよな。
「って時間ヤバっ!」
俺はどれだけ丁寧に書いていたんだよ。
慌てていたせいで、ペンは机から転がり落ちたけど、今は拾っている場合ではない。
家のスペアキーを置き手紙の上に置いて、仕事へと向かった。
ーーーー
「ふー……。ただいまーって、誰もいないか」
帰宅すると、当たり前だが◯◯さんの姿はなかった。
ポストに鍵が入っていた段階で分かってはいたけど。
机を見ると、今朝書いた置き手紙がそのまま残されている。
それを捨てようと拾い上げると、
「ん?」
何か書いてあった。
“寝ちゃってごめんなさい。
午後から講義があるので帰りますね。
お仕事頑張ってください。 ◯◯●●”
◯◯●●さん……。
下の名前、●●さんって言うのか。
捨てようと思ったけど、俺はその手紙を綺麗に折りたたんで、引き出しにしまった。
