俺が一番
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「俺より良い男いるか?」
おかしいよな、と文句を垂れる二口。
選ばれなかった私たちは文化祭の片付け作業をしながらミスコンを振り替えった。
「いない……かな?」
顔は整っているし、背は高いし、ノリはいい。
自信があるのも頷ける。
「だろ?●●だって失敗はしたけど、跳び箱なんてアホみたいなアピール、良い意味で受けたのに」
「それは褒めていないよ」
「あーあ、●●とのキスを会場の皆に見せつけて湧かせたかったのに」
え、なんて………?
それこそ良い意味なのか分からない。
参加要項を見たときから思っていたけど、やっぱり私は好きな人相手でも見られながらのキスはごめんだ。
「彼女と見せつければ良いじゃん」
私は不貞腐れながら言った。
「だから彼女いねーし」
「二口ってその見た目で彼女いないってことは相当性格が悪いか、そっちの気があるからじゃない?」
「だーれが、ゲイだ!主将やってて忙しかっただけだわ」
「へぇー」
「信じてねぇな!俺はな、付き合うなら●●がいいんだよ!」
「えっ………ちょっ………はぁ?!私?!」
「なんか文句あんのかよ」
「だって、二口が私のことそういう風に見てると思わなくて……」
二口はため息を吐き、セットされている髪をぐしゃぐしゃと掻いた。
「キスの相手、誰でもいいなんて思ってない。●●だから誘ったんだよ」
そんな真面目なトーンで言われたら……私だって……。
「んっん゛」
返事をしようとしたら、同じ部屋で片付けをしていたクラスメイトが咳払いをした。
「二人の世界に入るのはいいけど、先に片付けやってくれない?」
「ご、ごめんなさい……」
悪いのは私たちなのに、注意されたことでしゅんとしてしまった。
「俺の方は終わったから、そういうことでお疲れさん」
二口は、ほら行くぞ、と私の手を引いて教室を出た。
「どこまで行くのよ」
「誰にも邪魔されない場所」
それだけ言うと、二口は黙った。
おかしいよな、と文句を垂れる二口。
選ばれなかった私たちは文化祭の片付け作業をしながらミスコンを振り替えった。
「いない……かな?」
顔は整っているし、背は高いし、ノリはいい。
自信があるのも頷ける。
「だろ?●●だって失敗はしたけど、跳び箱なんてアホみたいなアピール、良い意味で受けたのに」
「それは褒めていないよ」
「あーあ、●●とのキスを会場の皆に見せつけて湧かせたかったのに」
え、なんて………?
それこそ良い意味なのか分からない。
参加要項を見たときから思っていたけど、やっぱり私は好きな人相手でも見られながらのキスはごめんだ。
「彼女と見せつければ良いじゃん」
私は不貞腐れながら言った。
「だから彼女いねーし」
「二口ってその見た目で彼女いないってことは相当性格が悪いか、そっちの気があるからじゃない?」
「だーれが、ゲイだ!主将やってて忙しかっただけだわ」
「へぇー」
「信じてねぇな!俺はな、付き合うなら●●がいいんだよ!」
「えっ………ちょっ………はぁ?!私?!」
「なんか文句あんのかよ」
「だって、二口が私のことそういう風に見てると思わなくて……」
二口はため息を吐き、セットされている髪をぐしゃぐしゃと掻いた。
「キスの相手、誰でもいいなんて思ってない。●●だから誘ったんだよ」
そんな真面目なトーンで言われたら……私だって……。
「んっん゛」
返事をしようとしたら、同じ部屋で片付けをしていたクラスメイトが咳払いをした。
「二人の世界に入るのはいいけど、先に片付けやってくれない?」
「ご、ごめんなさい……」
悪いのは私たちなのに、注意されたことでしゅんとしてしまった。
「俺の方は終わったから、そういうことでお疲れさん」
二口は、ほら行くぞ、と私の手を引いて教室を出た。
「どこまで行くのよ」
「誰にも邪魔されない場所」
それだけ言うと、二口は黙った。