俺が一番
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「これにて、全てのアピールが終わりました。皆様奮って投票してください。結果は夕方の舞台出し物のときにしますので、是非来てくださいね!」
司会の挨拶が終わると、生徒たちはバラバラと席を立ち、各々の持ち場へと戻っていった。
そして、控え室で行われた簡単な反省会で話題になったのは案の定二口のこと。
「二口、ああ言うの困るんだよね。青根が出れなくて可愛そうだろ」
司会を勤めた生徒が二口を叱った。
「青根は俺が勝手に申し込んだから、本人としてはむしろよかっただろ」
やっぱり青根君も私と同様二口に無理矢理参加させられたのか。
「だから、俺が一次受かっていても落ちても関係なく青根はキケンするつもりだって言ってたし。それなら俺が出た方がいいだろ。今回の影武者作戦だって青根に了承済み」
この間、二口と青根君が何やら楽しそうに話していたのはこのことだったんだね。
大方青根君は二口に口止めをされて誰にも言えなかったんだ。
「まあ、でも出てしまったものは仕方がないから、結果発表のときは二口が登壇しろよ」
「そのつもり」
問題児に振り回される司会者さん、心中お察しします。
ーーーー
結果発表の時間はあっという間にやってきた。
舞台に整列したミスコン参加者。
「皆様、大変長らくお待たせいたしました!ミスコンの結果発表のお時間です!途中アクシデントもありましたが、数多くの投票ありがとうございました。さて今、皆様の前に並んでいる男女から選ばれたのは一体誰なのか!」
どうか選ばれませんように。
祈りながら二口の方をチラ見すると、選ばれる気満々でいた。
さすが昨年の優勝者、肝が据わっていらっしゃる。
「皆様の心を射止めた、栄えある優勝した男女は─────!」
司会の挨拶が終わると、生徒たちはバラバラと席を立ち、各々の持ち場へと戻っていった。
そして、控え室で行われた簡単な反省会で話題になったのは案の定二口のこと。
「二口、ああ言うの困るんだよね。青根が出れなくて可愛そうだろ」
司会を勤めた生徒が二口を叱った。
「青根は俺が勝手に申し込んだから、本人としてはむしろよかっただろ」
やっぱり青根君も私と同様二口に無理矢理参加させられたのか。
「だから、俺が一次受かっていても落ちても関係なく青根はキケンするつもりだって言ってたし。それなら俺が出た方がいいだろ。今回の影武者作戦だって青根に了承済み」
この間、二口と青根君が何やら楽しそうに話していたのはこのことだったんだね。
大方青根君は二口に口止めをされて誰にも言えなかったんだ。
「まあ、でも出てしまったものは仕方がないから、結果発表のときは二口が登壇しろよ」
「そのつもり」
問題児に振り回される司会者さん、心中お察しします。
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結果発表の時間はあっという間にやってきた。
舞台に整列したミスコン参加者。
「皆様、大変長らくお待たせいたしました!ミスコンの結果発表のお時間です!途中アクシデントもありましたが、数多くの投票ありがとうございました。さて今、皆様の前に並んでいる男女から選ばれたのは一体誰なのか!」
どうか選ばれませんように。
祈りながら二口の方をチラ見すると、選ばれる気満々でいた。
さすが昨年の優勝者、肝が据わっていらっしゃる。
「皆様の心を射止めた、栄えある優勝した男女は─────!」