一人っ子ですが何か
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あはは、それで浮気の心配されないように、あのメッセージか」
帰り道、二口先輩に盛大に笑われた。
伊集院さんに見られた後、慌てて二口先輩にメッセージを送ったら、送信後に誤字脱字が大量なことに気がついた。
取り消しする間もなく既読が付いたため、こと既に遅し。
「もー笑わないでよー!」
「ごめんごめん、疑ってないから」
二口先輩に頭をポンポンされた。
当然だけど、兄に頭を触られるより嬉しかった。
「もう兄妹だってバラせばいいのに」
「誤解されることがあれば言うけど、それまでは内緒なの!」
「はいはい、兄貴に憧れて伊達工に入ったのが恥ずかしいんだっけ?」
「い、言わないでよ!」
ーーーー
二口先輩を家に呼んだときに兄と鉢合わせをした。
別に兄がいることくらいは知られてもよかった。
問題は同じ学校だと言うこと。
それなのに、
「お前、二口だろ。俺、茂庭と同じクラスの◯◯………って名字は分かるか!アハハ!…………まっ、妹をよろしくな!」
爆弾発言をした後、颯爽と去っていった兄。
二口先輩は目立つ存在らしく、学年が違っても兄は二口先輩のことを知っていた。
その場ではにこやかな二口先輩だったけど、私の部屋で二人きりになったときに、
「なんで同じ学校に兄貴がいるの、教えてくんねぇの?」
と、責め立てられた。
「えっと………」
嘘を付いて嫌われたくない。
そう思って正直に隠していた理由を話した。
「なんだそんなこと!可愛い理由じゃん。兄貴も良い人そうだし」
「恥ずかしいものは恥ずかしいの!」
こんな経緯で話すハメになったけど、極力二口先輩にも知られたくなかった。
でも今日みたいなことがあれば、先に兄がいることを言っておいてよかったと思った。
そうでなければ、いつまでも浮気を疑われたかもしれない。
だけど、今後もそうならないように徹底して赤の他人を演じなければ。
帰り道、二口先輩に盛大に笑われた。
伊集院さんに見られた後、慌てて二口先輩にメッセージを送ったら、送信後に誤字脱字が大量なことに気がついた。
取り消しする間もなく既読が付いたため、こと既に遅し。
「もー笑わないでよー!」
「ごめんごめん、疑ってないから」
二口先輩に頭をポンポンされた。
当然だけど、兄に頭を触られるより嬉しかった。
「もう兄妹だってバラせばいいのに」
「誤解されることがあれば言うけど、それまでは内緒なの!」
「はいはい、兄貴に憧れて伊達工に入ったのが恥ずかしいんだっけ?」
「い、言わないでよ!」
ーーーー
二口先輩を家に呼んだときに兄と鉢合わせをした。
別に兄がいることくらいは知られてもよかった。
問題は同じ学校だと言うこと。
それなのに、
「お前、二口だろ。俺、茂庭と同じクラスの◯◯………って名字は分かるか!アハハ!…………まっ、妹をよろしくな!」
爆弾発言をした後、颯爽と去っていった兄。
二口先輩は目立つ存在らしく、学年が違っても兄は二口先輩のことを知っていた。
その場ではにこやかな二口先輩だったけど、私の部屋で二人きりになったときに、
「なんで同じ学校に兄貴がいるの、教えてくんねぇの?」
と、責め立てられた。
「えっと………」
嘘を付いて嫌われたくない。
そう思って正直に隠していた理由を話した。
「なんだそんなこと!可愛い理由じゃん。兄貴も良い人そうだし」
「恥ずかしいものは恥ずかしいの!」
こんな経緯で話すハメになったけど、極力二口先輩にも知られたくなかった。
でも今日みたいなことがあれば、先に兄がいることを言っておいてよかったと思った。
そうでなければ、いつまでも浮気を疑われたかもしれない。
だけど、今後もそうならないように徹底して赤の他人を演じなければ。