~第一章〜 “春”の芽生え
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ーーおまけ(二口side)ーー
入学式なんかダルい以外の何者でもない。
工業高校で出会いなんか当てにならねえし、誰にも話しかけて欲しくなくて寝た振りをした。
それなのに、前の席の奴が俺に話しかけてきた。
どこのどいつだよ。
そいつは自己紹介が終わった後も話しかけてきやがった。
だから俺は“ブス”と言ってやった。
顔なんかろくに見ていないが、どうせ大したことないだろう。
ーーーー
高校生にもなって遠足とか、面倒臭い。
しかも、数少ないクラスの女子が俺の班とか、足引っ張る未来しか見えねえ。
えーっと、名前何て言ってたっけ。ああ、そうだ、
「おい、◯◯!おせーぞ!」
正直、あいつにブスと言ったことを悪いと思い始めていた。
だけど今さら謝るなんてできなくて、余計に強く当たる。
ーーーー
下山中、◯◯の様子がおかしかった。
いくら疲れているとは言え遅すぎる。
「◯◯ー!足止まってんぞ!」
鼓舞するつもりで言ったが、先に行けと言われてしまった。
そんなことさせるかよ。
他の連中を先に行かせ、◯◯の元へ戻った。
◯◯を全身見て気づいた。こいつ、足を痛めている。
たまたま鞄に入れっぱなしだったテーピングで足を固定させた。
肩を貸して下山ルートへ戻る。こいつ、意外と軽いな。
無事に下山すると◯◯がお礼を言ってきた。
助けたとは言え、今まで強く当たっていた俺に。
◯◯って意外といいやつかもしれない。
入学式なんかダルい以外の何者でもない。
工業高校で出会いなんか当てにならねえし、誰にも話しかけて欲しくなくて寝た振りをした。
それなのに、前の席の奴が俺に話しかけてきた。
どこのどいつだよ。
そいつは自己紹介が終わった後も話しかけてきやがった。
だから俺は“ブス”と言ってやった。
顔なんかろくに見ていないが、どうせ大したことないだろう。
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高校生にもなって遠足とか、面倒臭い。
しかも、数少ないクラスの女子が俺の班とか、足引っ張る未来しか見えねえ。
えーっと、名前何て言ってたっけ。ああ、そうだ、
「おい、◯◯!おせーぞ!」
正直、あいつにブスと言ったことを悪いと思い始めていた。
だけど今さら謝るなんてできなくて、余計に強く当たる。
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下山中、◯◯の様子がおかしかった。
いくら疲れているとは言え遅すぎる。
「◯◯ー!足止まってんぞ!」
鼓舞するつもりで言ったが、先に行けと言われてしまった。
そんなことさせるかよ。
他の連中を先に行かせ、◯◯の元へ戻った。
◯◯を全身見て気づいた。こいつ、足を痛めている。
たまたま鞄に入れっぱなしだったテーピングで足を固定させた。
肩を貸して下山ルートへ戻る。こいつ、意外と軽いな。
無事に下山すると◯◯がお礼を言ってきた。
助けたとは言え、今まで強く当たっていた俺に。
◯◯って意外といいやつかもしれない。