〜第五章〜 “春”の訪れ
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いつもは体育館の入り口で渋っていたけど、今日は堂々と部活見学に行く。何せ約束をしたから。
重たい扉をガラガラと開けた。
キュッキュッ ダムダム
外からでも響いていたシューズの擦れる音、ボールが弾む音がより一層大きく聞こえた。
「よーっす二口。遊びに来た」
「見に来ていいとは行ったけど、遊ぶな」
他の部員から二口の彼女か?とからかわれていたが、そんなんじゃねーよ、と否定していた。
間違ってはいないけど、少しだけ悲しい。
「よかったら座って」
マネージャーの滑津さん、だっけ?がパイプ椅子を用意してくれた。
さてはマドカちゃん、滑津さんがいるからマネージャーやめたな。
滑津さんとはクラスが一緒になったことがないけど、おそらく純粋にバレーが好きでマネージャーをやっているんだろう。
部活が再開すると、二口はミスの連発。
見てるだけでは集中力切れないって言っていたのに。
後輩からどうしたんすかーと煽られたり、青根君に至っては何故か私を指差しロックオンしてきた。
すると二口が私のもとへ駆け寄ってきた。
「送ってくから、最後まで見とけ」
「あ、うん」
この後の予定はないから大丈夫だけど、よっぽどミスした姿だけで終わらせたくないらしい。
そのおかげか、後半は何度もブロックを決めて調子が良いように見えた。
ーーーー
「あざしたーっ」
前半の不調が嘘のように二口は絶好調で終わった。
「着替えてくるから校門前で待ってろ」
「はーい」
そう言うと二口は更衣室へ急いだ。
重たい扉をガラガラと開けた。
キュッキュッ ダムダム
外からでも響いていたシューズの擦れる音、ボールが弾む音がより一層大きく聞こえた。
「よーっす二口。遊びに来た」
「見に来ていいとは行ったけど、遊ぶな」
他の部員から二口の彼女か?とからかわれていたが、そんなんじゃねーよ、と否定していた。
間違ってはいないけど、少しだけ悲しい。
「よかったら座って」
マネージャーの滑津さん、だっけ?がパイプ椅子を用意してくれた。
さてはマドカちゃん、滑津さんがいるからマネージャーやめたな。
滑津さんとはクラスが一緒になったことがないけど、おそらく純粋にバレーが好きでマネージャーをやっているんだろう。
部活が再開すると、二口はミスの連発。
見てるだけでは集中力切れないって言っていたのに。
後輩からどうしたんすかーと煽られたり、青根君に至っては何故か私を指差しロックオンしてきた。
すると二口が私のもとへ駆け寄ってきた。
「送ってくから、最後まで見とけ」
「あ、うん」
この後の予定はないから大丈夫だけど、よっぽどミスした姿だけで終わらせたくないらしい。
そのおかげか、後半は何度もブロックを決めて調子が良いように見えた。
ーーーー
「あざしたーっ」
前半の不調が嘘のように二口は絶好調で終わった。
「着替えてくるから校門前で待ってろ」
「はーい」
そう言うと二口は更衣室へ急いだ。