〜第四章〜 “冬”に震える拳
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お昼時間、教室の中とは思えない煙が立ち込めていた。
朝は作業服に付いた油や溶接の匂いが漂っていたかと思えば、今は肉の焼ける匂いがする。
1限からずっと気になっていた教室の角に置かれたクーラーボックス。
その中身はどうやらお肉だったようだ。
誰かがホットプレートで焼き肉をしている。
火災報知器鳴らないのかしら。
「髪に臭いが付くんだけど」
「どうせこの後の実習で油の臭いが付くんだ、遅かれ早かれ変わんねえよ」
それより俺も一口肉貰おっと、と二口は軽やかな足取りで席を立った。
私だってお肉食べたい…。
「おーい、校門のところにデリバリー来てるぞ」
「あ、俺だわ」
クラスの男子が財布を持って急いで向かった。
もう、なんでも有りだな。
焼き肉もデリバリーも先生に見つかったら怒られるよ。
一口貰った二口も同罪。
てか二口なら一口じゃなくて二口貰っておけ、なんてくだらないことを考えながら持参したお弁当を食べた。
朝は作業服に付いた油や溶接の匂いが漂っていたかと思えば、今は肉の焼ける匂いがする。
1限からずっと気になっていた教室の角に置かれたクーラーボックス。
その中身はどうやらお肉だったようだ。
誰かがホットプレートで焼き肉をしている。
火災報知器鳴らないのかしら。
「髪に臭いが付くんだけど」
「どうせこの後の実習で油の臭いが付くんだ、遅かれ早かれ変わんねえよ」
それより俺も一口肉貰おっと、と二口は軽やかな足取りで席を立った。
私だってお肉食べたい…。
「おーい、校門のところにデリバリー来てるぞ」
「あ、俺だわ」
クラスの男子が財布を持って急いで向かった。
もう、なんでも有りだな。
焼き肉もデリバリーも先生に見つかったら怒られるよ。
一口貰った二口も同罪。
てか二口なら一口じゃなくて二口貰っておけ、なんてくだらないことを考えながら持参したお弁当を食べた。