鏡よ鏡よ鏡さん
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ある日の休み時間。
「暑っ……」
お手洗いを済ませ教室に戻ると、人口密度のせいか暑く感じた。
少し前までここで授業を受けていたのに、どれだけ廊下とトイレが涼しかったことか。
席に着いてから制服の袖を捲ってタオルで首元の汗を拭いた。
冷房っていつから点けてくれるんだっけ。
夏休みまでまだまだ先だと言うのに、こんな暑さでは夏本番はどうなることやら。
そんなことを考えていると、不意に木兎君に話しかけられた。
「なあ、◯◯!その腕どうしたんだ?」
「!?」
私は咄嗟に腕を押さえて隠した。
木兎君にケンに殴られた痣の跡を見られた。
「えっと、これは……」
なんて言い訳をしよう。
必死に理由を探していると、
「あ、分かった!知らない間にどっかでぶつけたな!俺もよくある!」
「あ、そう……そうなの」
「◯◯もドジなところがあるんだな!」
「あはは……」
勝手に納得してくれた木兎君。
彼が天然さんで良かった。
1つの痣ならそれで済むけど、複数の痣があれば誰だって怪しむ。
今回は誤魔化せたけれど、次からはもっと気を付けないと。
そう思っていたけれど、このときの私は忘れていた。
木兎君自身は天然でも、その周りにいる人は察しが良いと言うことに。
「暑っ……」
お手洗いを済ませ教室に戻ると、人口密度のせいか暑く感じた。
少し前までここで授業を受けていたのに、どれだけ廊下とトイレが涼しかったことか。
席に着いてから制服の袖を捲ってタオルで首元の汗を拭いた。
冷房っていつから点けてくれるんだっけ。
夏休みまでまだまだ先だと言うのに、こんな暑さでは夏本番はどうなることやら。
そんなことを考えていると、不意に木兎君に話しかけられた。
「なあ、◯◯!その腕どうしたんだ?」
「!?」
私は咄嗟に腕を押さえて隠した。
木兎君にケンに殴られた痣の跡を見られた。
「えっと、これは……」
なんて言い訳をしよう。
必死に理由を探していると、
「あ、分かった!知らない間にどっかでぶつけたな!俺もよくある!」
「あ、そう……そうなの」
「◯◯もドジなところがあるんだな!」
「あはは……」
勝手に納得してくれた木兎君。
彼が天然さんで良かった。
1つの痣ならそれで済むけど、複数の痣があれば誰だって怪しむ。
今回は誤魔化せたけれど、次からはもっと気を付けないと。
そう思っていたけれど、このときの私は忘れていた。
木兎君自身は天然でも、その周りにいる人は察しが良いと言うことに。