おしるこより甘いキス
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翌日、昨日のカフェの一見でルンルン気分の私は、いつも通り岩泉先輩に告白しながら挨拶をした。
「………」
無言の先輩。
ドスの効いた声も、呆れたような言葉もない。
「先輩?」
改めて私は岩泉先輩の名前を呼んだ。
すると、
「笑えねえ。いい加減、その告白なんとかならねぇのか」
「えっ………せ、先輩?!」
ここまで拒否されたことはなかった。なんで?
「昨日のアレ、見てたよな?俺をからかってんのか」
「ち、違っ………からかってなんか」
急にどうして?
昨日の先輩とお友達さんとのやり取りは見たけど、それでなんでからかっていると思ったの?
分からない。
今までだって、これからだって岩泉先輩をからかって告白したこのなんてないのに。
本当に好きなのに。
「どっか行けよ」
「………」
何を話しても岩泉先輩は聞いてくれない。
私の声は届かないんだ。
「分かりました」
後ろ髪を引かれる思いで、岩泉先輩の前から消えることにした。
ばいばい………岩泉先輩。
先輩と別れた後、人気のない非常階段へ隠れるように腰を下ろした。
こんなときは大好きなおしるこを飲むに限る。
「岩泉先輩……」
誰に言うでもなく、一人呟いた。
きっかけは本当に一目惚れだった。
だけど、関わっていくうちにたまに見せてくれる笑顔が堪らなく好きだった。
もっと笑って欲しい。
そう思って笑わせに行っているのに、どうして私はいつも空回りをしちゃうんだろう……。
口に含んだおしるこは甘くて温かくて……でも、今日は何だか、
「しょっぱいや」
「………」
無言の先輩。
ドスの効いた声も、呆れたような言葉もない。
「先輩?」
改めて私は岩泉先輩の名前を呼んだ。
すると、
「笑えねえ。いい加減、その告白なんとかならねぇのか」
「えっ………せ、先輩?!」
ここまで拒否されたことはなかった。なんで?
「昨日のアレ、見てたよな?俺をからかってんのか」
「ち、違っ………からかってなんか」
急にどうして?
昨日の先輩とお友達さんとのやり取りは見たけど、それでなんでからかっていると思ったの?
分からない。
今までだって、これからだって岩泉先輩をからかって告白したこのなんてないのに。
本当に好きなのに。
「どっか行けよ」
「………」
何を話しても岩泉先輩は聞いてくれない。
私の声は届かないんだ。
「分かりました」
後ろ髪を引かれる思いで、岩泉先輩の前から消えることにした。
ばいばい………岩泉先輩。
先輩と別れた後、人気のない非常階段へ隠れるように腰を下ろした。
こんなときは大好きなおしるこを飲むに限る。
「岩泉先輩……」
誰に言うでもなく、一人呟いた。
きっかけは本当に一目惚れだった。
だけど、関わっていくうちにたまに見せてくれる笑顔が堪らなく好きだった。
もっと笑って欲しい。
そう思って笑わせに行っているのに、どうして私はいつも空回りをしちゃうんだろう……。
口に含んだおしるこは甘くて温かくて……でも、今日は何だか、
「しょっぱいや」