〜第一章〜 美味しいお米の育て方
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夏の夕方、窓を開けて自然の風に当たりながら黄金に光る稲穂を見るのが好きだ。
来月には収穫されて見れなくなる今だけの景色。
2階にある私の部屋から見られる私だけの特権。
コンコン
そんな風に黄昏ていると、部屋がノックされた。
「●●ちゃん、ご飯できたで」
北君だった。
どうやら階段下から呼んでくれたのに気付かなくて、わざわざ部屋まで呼びに来てくれたようだ。
最近は夜ご飯は北君が作ってくれる。
そうだ、せっかくだから北君にも景色のお裾分けをしようかな。
私はドアを開けて北君を部屋に招き入れた。
「見せたいもんって何や?」
北君の腕を引き窓際に連れていく。
景色を見た北君は言葉を発しなかったが、目が見開くのが分かった。
「私の好きな景色」
「綺麗やな」
「来年からは北君がもっとこの景色を増やしてくれると思うと楽しみ」
北君の方を見ると黙って私を見つめていた。
そんなに見られると穴が開いちゃう。
私は赤くなった顔を隠したくて、
「さっ、ご飯行こ行こ!」
北君を置いて食卓へと向かった。
来月には収穫されて見れなくなる今だけの景色。
2階にある私の部屋から見られる私だけの特権。
コンコン
そんな風に黄昏ていると、部屋がノックされた。
「●●ちゃん、ご飯できたで」
北君だった。
どうやら階段下から呼んでくれたのに気付かなくて、わざわざ部屋まで呼びに来てくれたようだ。
最近は夜ご飯は北君が作ってくれる。
そうだ、せっかくだから北君にも景色のお裾分けをしようかな。
私はドアを開けて北君を部屋に招き入れた。
「見せたいもんって何や?」
北君の腕を引き窓際に連れていく。
景色を見た北君は言葉を発しなかったが、目が見開くのが分かった。
「私の好きな景色」
「綺麗やな」
「来年からは北君がもっとこの景色を増やしてくれると思うと楽しみ」
北君の方を見ると黙って私を見つめていた。
そんなに見られると穴が開いちゃう。
私は赤くなった顔を隠したくて、
「さっ、ご飯行こ行こ!」
北君を置いて食卓へと向かった。