〜第一章〜 美味しいお米の育て方
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
北君は将来稲作農家になりたいらしいけど、うちは主に野菜農家のため、お米は自分の家で食べる分しか作っていない。
この時期からだと稲の手入れが忙しくなるので、ひとまず稲作はうちのを手伝ってもらうことにし、春から空いている畑で一から稲作を始めてもらうことになった。
夏休みのため毎日朝早くに畑に来る北君。
「仕事には慣れたかい?」
「いえ、まだまだですよ。毎日とても勉強になります」
そんな北君が稲作を手伝いに来てくれるようになって1週間が経った頃、休憩時間中にじいちゃんがとんでもないことを言い出した。
「北君、毎日ご実家から通うの大変じゃないのかい?よければ夏休みの間だけでいいから、うちに住み込みすればいい。なあに、部屋なら余ってるから遠慮はいらんよ」
そう言ってガハハと笑うじいちゃん。
いやいや、部屋は確かに余っているけど、歳の近い女子高生がいるんだよ?
北君だって気が休まらないと思うし、絶対に断ると思う。
だけど、そう思っていたのは私だけだった。北君は、
「お言葉に甘えて」
なんて涼しい顔で受け入れた。
意識しているの私だけみたいじゃん。
でも、大学生から見たら私なんてお子ちゃまなのかもしれない。
って、そもそも私は北君のこと好きとかそんなんじゃないし。
後日、北君は中くらいのボストンバッグを肩に掛けて本当にやって来た。
じいちゃんは、
「これから一緒に暮らすのだから、北君もじいちゃんと呼びなさい」
孫がもう一人増えたわい、と嬉そうに笑った。
この時期からだと稲の手入れが忙しくなるので、ひとまず稲作はうちのを手伝ってもらうことにし、春から空いている畑で一から稲作を始めてもらうことになった。
夏休みのため毎日朝早くに畑に来る北君。
「仕事には慣れたかい?」
「いえ、まだまだですよ。毎日とても勉強になります」
そんな北君が稲作を手伝いに来てくれるようになって1週間が経った頃、休憩時間中にじいちゃんがとんでもないことを言い出した。
「北君、毎日ご実家から通うの大変じゃないのかい?よければ夏休みの間だけでいいから、うちに住み込みすればいい。なあに、部屋なら余ってるから遠慮はいらんよ」
そう言ってガハハと笑うじいちゃん。
いやいや、部屋は確かに余っているけど、歳の近い女子高生がいるんだよ?
北君だって気が休まらないと思うし、絶対に断ると思う。
だけど、そう思っていたのは私だけだった。北君は、
「お言葉に甘えて」
なんて涼しい顔で受け入れた。
意識しているの私だけみたいじゃん。
でも、大学生から見たら私なんてお子ちゃまなのかもしれない。
って、そもそも私は北君のこと好きとかそんなんじゃないし。
後日、北君は中くらいのボストンバッグを肩に掛けて本当にやって来た。
じいちゃんは、
「これから一緒に暮らすのだから、北君もじいちゃんと呼びなさい」
孫がもう一人増えたわい、と嬉そうに笑った。