〜第二章〜 美味しいお米の炊き方
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昨日は北君に聞きたいことがある、と言われたのに、私がうまく話せなくて、結局察してくれた北君が私の代わりに話をしてくれた。
そのお陰で気持ちが少しだけ軽くなった。
ハグされたからじゃなくて、あくまでも話をしてくれたお陰。
季節は暖かいから、暑いに変わろうとしてきた頃。
あれから人は慣れるもので、あんなに長いと思っていた通学路も気付けば苦ではなくなっていて、勉強も友達や北君に教えてもらっている。
そして必然と時間に余裕が出来て、畑仕事も手伝えるようになった。
大学に入る前の頃と変わらないルーティン。
これが北君が重要と言っていた実践する習慣の徹底で作られる“当たり前”なのかな?
ーーーー
そうこうしていうちに夏休みに入った。
北君がじいちゃんに畑を貸してくれと頼んできた夏。
あれから1年経つのか。
今年は自動車合宿に参加するので、野菜の収穫も手伝えないし、繁忙期の稲作も手伝えない。そもそもイネ科アレルギーのためくしゃみが止まらなくなる。
「一夏の間違いは許さへんからな」
そう言って合宿に見送ってくれた北君は口は弧を書いていたが、目が笑っていなかった。
一夏の間違いなんてあり得ない。
だって私の心はとっくに……。
そのお陰で気持ちが少しだけ軽くなった。
ハグされたからじゃなくて、あくまでも話をしてくれたお陰。
季節は暖かいから、暑いに変わろうとしてきた頃。
あれから人は慣れるもので、あんなに長いと思っていた通学路も気付けば苦ではなくなっていて、勉強も友達や北君に教えてもらっている。
そして必然と時間に余裕が出来て、畑仕事も手伝えるようになった。
大学に入る前の頃と変わらないルーティン。
これが北君が重要と言っていた実践する習慣の徹底で作られる“当たり前”なのかな?
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そうこうしていうちに夏休みに入った。
北君がじいちゃんに畑を貸してくれと頼んできた夏。
あれから1年経つのか。
今年は自動車合宿に参加するので、野菜の収穫も手伝えないし、繁忙期の稲作も手伝えない。そもそもイネ科アレルギーのためくしゃみが止まらなくなる。
「一夏の間違いは許さへんからな」
そう言って合宿に見送ってくれた北君は口は弧を書いていたが、目が笑っていなかった。
一夏の間違いなんてあり得ない。
だって私の心はとっくに……。