〜第二章〜 美味しいお米の炊き方
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お風呂を済ませ、後は寝るだけ。
コンコン
「はい、どうぞ」
部屋着に着替えた北君が入ってきた。
ベッドに座る私に対して、床に座る北君。
「最近学校はどう?」
毎朝の日課のように聞いてくる言葉。
悪い虫は寄ってきていないか。
でも、今日はいつもと違う意味を持つ。
「なんで?」
「元気ないから」
本当に北君は私をよく見ている。
北君になら話してもいいかな?
でも、そんなことで、っと幻滅されないかな。
「……」
中々最初の言葉が出てこない。
そんな私を見かねた北君は自分の過去を話し始めた。
「俺、中学から高校までバレーやってん。やけど、公式戦に出れたんは高校3年の最後の試合のみ。結果出えへんかったら無駄やと思う?」
「思わない、です」
「俺にとって結果より毎日実践する習慣の徹底で作られる“当たり前”が重要なんや」
毎朝の掃除をしてくれる北君のルーツはここから来ていたのかな?
「●●ちゃんは新生活が始まって、その当たり前に手が回ってない状態。少しだけ疲れてるんや。せやから少しだけ休めば、また大丈夫になる。俺が保証したる」
そこまで言ってくれても自信がない。
「でも、もし大丈夫にならなかったら?」
「その時はなんぼでも弱音聞いたるし、なんやったら抱き締めたる」
とことん北君は私に甘い。
そんな北君に私はちょっぴり意地悪なことを言った。
「その時じゃないと抱き締めてくれないの?」
「●●ちゃん……」
困り顔をする北君。
「ホンマ、叶わんわ」
スッと立ち上がり私の横へ座る。ギシッとベッドが軋む。
“弱気にならんでええ。俺がいれば怖いもんなんか無い”
そう耳元で囁きながら抱き締めてくれた北君からは、私と同じ石鹸の匂いがした。
コンコン
「はい、どうぞ」
部屋着に着替えた北君が入ってきた。
ベッドに座る私に対して、床に座る北君。
「最近学校はどう?」
毎朝の日課のように聞いてくる言葉。
悪い虫は寄ってきていないか。
でも、今日はいつもと違う意味を持つ。
「なんで?」
「元気ないから」
本当に北君は私をよく見ている。
北君になら話してもいいかな?
でも、そんなことで、っと幻滅されないかな。
「……」
中々最初の言葉が出てこない。
そんな私を見かねた北君は自分の過去を話し始めた。
「俺、中学から高校までバレーやってん。やけど、公式戦に出れたんは高校3年の最後の試合のみ。結果出えへんかったら無駄やと思う?」
「思わない、です」
「俺にとって結果より毎日実践する習慣の徹底で作られる“当たり前”が重要なんや」
毎朝の掃除をしてくれる北君のルーツはここから来ていたのかな?
「●●ちゃんは新生活が始まって、その当たり前に手が回ってない状態。少しだけ疲れてるんや。せやから少しだけ休めば、また大丈夫になる。俺が保証したる」
そこまで言ってくれても自信がない。
「でも、もし大丈夫にならなかったら?」
「その時はなんぼでも弱音聞いたるし、なんやったら抱き締めたる」
とことん北君は私に甘い。
そんな北君に私はちょっぴり意地悪なことを言った。
「その時じゃないと抱き締めてくれないの?」
「●●ちゃん……」
困り顔をする北君。
「ホンマ、叶わんわ」
スッと立ち上がり私の横へ座る。ギシッとベッドが軋む。
“弱気にならんでええ。俺がいれば怖いもんなんか無い”
そう耳元で囁きながら抱き締めてくれた北君からは、私と同じ石鹸の匂いがした。