〜第二章〜 美味しいお米の炊き方
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「ただいまー」
「お帰り、●●ちゃん。ご飯もうすぐ出来るで」
「ありがとう、荷物置いてくるね」
「……」
自室に入り、鞄を投げ捨て、ベッドに倒れ込む。
「疲れた……」
高校よりも遠い大学は必然と通学時間がかかる。
帰る頃にはクタクタで平日に畑仕事を手伝うどころか、休日も課題に追われていて手伝うことができない。
毎日の講義に付いていくのがやっとなのに、課題なんて。
自分で選んだ学校なのに、通学が大変、勉強はできない、畑仕事は手伝えない。
段々とストレスが溜まっていく。
ふと窓の外を見ると、田植えの時期が始まったのか、この間まで何も植わっていなかった田んぼが徐々に緑色に染まっていく。
私はその光景を窓からただただ眺める。
「大学辞めたいな…」
え、今私何て言った?辞めたい?
疲れていたからとはいえ、なんてことを。
入学金を溝に捨てる行為、畑のことを投げ出す行為。
弱気な考えを払拭するために、美味しいご飯を食べよう。
北君が作ってくれたご飯。
ーーーー
「ごちそうさまでした」
「お粗末様です」
ふう、お腹いっぱい。
食べ終わった食器をシンクに運んで行く。
私が洗い物をして、北君が食器を拭く。
「●●ちゃん」
「何、北君?」
視線は手元のまま、北君の呼び掛けに返事をした。
「後で聞きたいことがあるから、部屋に行ってええ?」
今ここで聞けない内容?
普通、年頃の女の子の部屋に好意を寄せている男性を招くと言うのはそういう覚悟がいる。
でも、北君は私の嫌がることはしない。
それはここ半年以上一緒に暮らしていて分かっている。
私は二つ返事で承諾した。
「お帰り、●●ちゃん。ご飯もうすぐ出来るで」
「ありがとう、荷物置いてくるね」
「……」
自室に入り、鞄を投げ捨て、ベッドに倒れ込む。
「疲れた……」
高校よりも遠い大学は必然と通学時間がかかる。
帰る頃にはクタクタで平日に畑仕事を手伝うどころか、休日も課題に追われていて手伝うことができない。
毎日の講義に付いていくのがやっとなのに、課題なんて。
自分で選んだ学校なのに、通学が大変、勉強はできない、畑仕事は手伝えない。
段々とストレスが溜まっていく。
ふと窓の外を見ると、田植えの時期が始まったのか、この間まで何も植わっていなかった田んぼが徐々に緑色に染まっていく。
私はその光景を窓からただただ眺める。
「大学辞めたいな…」
え、今私何て言った?辞めたい?
疲れていたからとはいえ、なんてことを。
入学金を溝に捨てる行為、畑のことを投げ出す行為。
弱気な考えを払拭するために、美味しいご飯を食べよう。
北君が作ってくれたご飯。
ーーーー
「ごちそうさまでした」
「お粗末様です」
ふう、お腹いっぱい。
食べ終わった食器をシンクに運んで行く。
私が洗い物をして、北君が食器を拭く。
「●●ちゃん」
「何、北君?」
視線は手元のまま、北君の呼び掛けに返事をした。
「後で聞きたいことがあるから、部屋に行ってええ?」
今ここで聞けない内容?
普通、年頃の女の子の部屋に好意を寄せている男性を招くと言うのはそういう覚悟がいる。
でも、北君は私の嫌がることはしない。
それはここ半年以上一緒に暮らしていて分かっている。
私は二つ返事で承諾した。