〜第二章〜 美味しいお米の炊き方
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~第二章〜 美味しいお米の炊き方
春から農業大学校に進学をした。
将来、北君と稲作をやるかどうかは置いといて、やっぱり農家の孫として知識を付けておいて損はないと思ったから。
北君はと言うと本格的に1から稲作を始めた。
大学4年生だけど、必要な単位はほぼ取れているから学校へはたまに顔を出す程度で、ちゃんと稲作農業をしている。
ちなみに、北君とは結婚していないし、お付き合いもしていないけど一緒に住んでいる。
もちろん二人きりではなく、私の家族と同居。
じいちゃんは早くひ孫の顔が見たいと言うけど、気が早すぎるにも程がある。
北君は北君で、
「学校はどう?変な虫が付くとあかんから、終わったら真っ直ぐ帰るんやで」
と、いつの間にか許嫁面しており、毎朝こんな感じ。
まだ出会って1年も経っていないのに、こんな好意を向けられても戸惑ってしまう。
もちろん、一緒に暮らして苦なことは何もない。
両親やじいちゃんとも仲良くしてくれる、掃除や料理もしてくれる、じいちゃんの畑も引き継ぐと言ってくれる。
何も問題はない。
だけど私はまだ北君に対して自分の気持ちが分からない。