〜第一章〜 美味しいお米の育て方
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~第一章〜 美味しいお米の育て方
私の家は昔から百姓だったらしい。
だけど両親は農業を継いでいないし、私にも農業を継いで欲しい気持ちはないと言う。
ばあちゃんも早くに亡くし、おそらくじいちゃんの代で農業が終わる。
小さい頃はハウスの苺を採ったり、玉ねぎの収穫を手伝ったり、苗に肥料を蒔いたり。
じいちゃんとは畑での思い出がたくさんある。
だけど、そのじいちゃんが年のせいで年々畑の規模を縮小している。
空いてしまった土地は売られて駐車場になったり、他の農家さんに貸し出したり。
思い出を手放している感覚が堪らなく嫌だった。
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