〜第一章〜 友達と呼びたくない
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~第一章〜 友達と呼びたくない
「だあー!また負けた!」
「●●は動きが単純なんだよ」
休日はいつも研磨と対戦ゲームをしている。
私もゲームは好きだから、どこかへ出掛けるより研磨とゲームをしている方が楽しい。
もちろん、たまには出掛けたいときもあるけど。
そんな研磨と付き合うきっかけは、もちろんゲームだった。
ーーーー
同じ大学の研磨とマイナーゲームの話で意気投合し、今では家にお邪魔するほどの仲になった。
大学生の夏休みは長い。
暇さえあれば研磨の家に遊びに行っていた。
若くして一軒家を購入したらしく、気兼ねなくお邪魔できる。
「次負けた方が勝った人の言うこと1つ聞くのってどう?」
「俺が勝つじゃん。●●連敗中なんだし」
「自分を追い込めば負けないと思って」
意気込んだのは良いものの、案の定負けた。
「あー悔しいー!」
「なんでも言うこと聞くって言ったよね?」
「お金と体と命以外のことでお願いします」
心構えとは裏腹に研磨の願いは簡単なことだった。
研磨のフリをしてゲームのプレイ動画を1本だけ録ること。
ゲームのジャンル、縛りなどは自由。
必要ならアフレコもしてくれるらしい。
「え、本当にそんなのでいいの?」
私がただ単にゲームしただけの動画をコヅケン名義で配信サイトに載せるだけ?
「なんか面白そうじゃん」
「そうかな?」
つまらなかったら研磨の人気を下げることになる。
最初は簡単だと思ったが、責任重大なことに気が付いた。
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