負けは格好悪いですか
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みっともない泣き顔を見られて気まずい思いをしたけど、牛島君は気にしていないようで、後日何事もなかったかのように連絡があった。
内容はバレーの大会を見に来ないか、と。
もちろん二つ返事で答えた。
私と同様自分の学校の応援を優先していいと言われたけど、うちの男子バレー部は弱小高校だし、仲の良い友達もいないため、全力で白鳥沢を応援する旨を伝えた。
それに、うちのバレー部では拝めない迫力のある試合。
この間の合同練習では隙間からチラ見しただけだから、今回しっかり見られるのは楽しみである。
ーーーー
会場には背の高い人が多かった。圧が凄い。
友達を誘えば良かったな、と後悔し始めた。
「あれれ~君、この前の合同練習のときに若利君と話してた子じゃん」
そう話しかけてきた飄々とした赤髪の男性。
「若利君ならあそこにいるよん」
「あ、ありがとうございます」
ペコリとお辞儀をして、指を指された方へ向かった。
「牛島君!」
「◯◯か」
「誘ってくれてありがとうね!一生懸命応援するから」
グッとハンドサインをして挨拶を済ませてから、空いている観客席を探した。
どうやら今回の大会は県大会。
優勝した高校のみが全国大会に出場できる大切な大会らしい。
そんな大会に誘ってくれるなんて。
いやいや、たまたま直近の大会がこれだったってだけ。
浮かれるな、私よ。
ーーーー
試合は順調に勝ち上がっている。
次の相手は烏野高校。ここに勝てば優勝。
決勝はもっと近くで見たいと思い、席を移動した。
「あらあなた、この間の大会で2位だった◯◯さんじゃない」
「白鳥沢の…」
この人、どこにでも現れるな。
「烏野の応援…じゃないわよね、学校が違うもの。まさか牛島君が目当て?」
「違っ…」
確かに誘われて応援に来たけど、牛島君目当てではない、と完全否定もできず言い返す言葉が浮かばなかった。
「彼ね、私の試合にも見に来てくれたの。バレー一筋かと思っていたけれど、私に気があるのかしら。これが終わったら告白するつもり。だから、あなたは邪魔しないで」
同じ学校と言うアドバンテージは大きい。
学校での牛島君を私は知らない。
内容はバレーの大会を見に来ないか、と。
もちろん二つ返事で答えた。
私と同様自分の学校の応援を優先していいと言われたけど、うちの男子バレー部は弱小高校だし、仲の良い友達もいないため、全力で白鳥沢を応援する旨を伝えた。
それに、うちのバレー部では拝めない迫力のある試合。
この間の合同練習では隙間からチラ見しただけだから、今回しっかり見られるのは楽しみである。
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会場には背の高い人が多かった。圧が凄い。
友達を誘えば良かったな、と後悔し始めた。
「あれれ~君、この前の合同練習のときに若利君と話してた子じゃん」
そう話しかけてきた飄々とした赤髪の男性。
「若利君ならあそこにいるよん」
「あ、ありがとうございます」
ペコリとお辞儀をして、指を指された方へ向かった。
「牛島君!」
「◯◯か」
「誘ってくれてありがとうね!一生懸命応援するから」
グッとハンドサインをして挨拶を済ませてから、空いている観客席を探した。
どうやら今回の大会は県大会。
優勝した高校のみが全国大会に出場できる大切な大会らしい。
そんな大会に誘ってくれるなんて。
いやいや、たまたま直近の大会がこれだったってだけ。
浮かれるな、私よ。
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試合は順調に勝ち上がっている。
次の相手は烏野高校。ここに勝てば優勝。
決勝はもっと近くで見たいと思い、席を移動した。
「あらあなた、この間の大会で2位だった◯◯さんじゃない」
「白鳥沢の…」
この人、どこにでも現れるな。
「烏野の応援…じゃないわよね、学校が違うもの。まさか牛島君が目当て?」
「違っ…」
確かに誘われて応援に来たけど、牛島君目当てではない、と完全否定もできず言い返す言葉が浮かばなかった。
「彼ね、私の試合にも見に来てくれたの。バレー一筋かと思っていたけれど、私に気があるのかしら。これが終わったら告白するつもり。だから、あなたは邪魔しないで」
同じ学校と言うアドバンテージは大きい。
学校での牛島君を私は知らない。