負けは格好悪いですか
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ファミレスに着き、注文を済ませた。
牛島君はハヤシライス、私はトマトパスタ。
スポーツ選手ってもっとガッツリした物を頼むのかと思っていたから意外な選択。 ハヤシライス好きなのかな?
そんなことを考えていたら、
「◯◯は勉強が苦手なのか」
「!?」
唐突な話題に飲んでいたお水を吹きそうになった。
いや、補習だって自分から言ったんじゃない。
勉強が苦手って思われても仕方がない。
実際間違っていない認識だし。
「そうだね、凄く苦手」
私は口を拭きながら言った。
「白鳥沢って頭良いんでしょ?運動も勉強もできて、牛島君は凄いね」
「普通に授業を受けているだけだ」
「普通、ね」
普段の牛島君を知らないが、おそらく彼の普通は私の普通ではない。
「あーあ、牛島君に勉強教えてもらいたいよ」
「構わない」
「ダメだよね、分かって……え、いいの?!」
「ああ」
冗談で言っただけなのに、本当に教えてくれるとは。
ダメもとで言ってみるものだ。
その後はご飯を食べながら勉強の日程を決めたり、チラ見した合同練習の話をした。
食べ終わると牛島君は伝票を取り上げた。
「あっ……」
「気にするな」
自販機とかちょっとしたお菓子ならまたましも、学生同士の奢り奢られは得意ではない。
「お返しは勉強を教えてくれること、でしょ」
そう言って自分の分は自分で払った。
牛島君はハヤシライス、私はトマトパスタ。
スポーツ選手ってもっとガッツリした物を頼むのかと思っていたから意外な選択。 ハヤシライス好きなのかな?
そんなことを考えていたら、
「◯◯は勉強が苦手なのか」
「!?」
唐突な話題に飲んでいたお水を吹きそうになった。
いや、補習だって自分から言ったんじゃない。
勉強が苦手って思われても仕方がない。
実際間違っていない認識だし。
「そうだね、凄く苦手」
私は口を拭きながら言った。
「白鳥沢って頭良いんでしょ?運動も勉強もできて、牛島君は凄いね」
「普通に授業を受けているだけだ」
「普通、ね」
普段の牛島君を知らないが、おそらく彼の普通は私の普通ではない。
「あーあ、牛島君に勉強教えてもらいたいよ」
「構わない」
「ダメだよね、分かって……え、いいの?!」
「ああ」
冗談で言っただけなのに、本当に教えてくれるとは。
ダメもとで言ってみるものだ。
その後はご飯を食べながら勉強の日程を決めたり、チラ見した合同練習の話をした。
食べ終わると牛島君は伝票を取り上げた。
「あっ……」
「気にするな」
自販機とかちょっとしたお菓子ならまたましも、学生同士の奢り奢られは得意ではない。
「お返しは勉強を教えてくれること、でしょ」
そう言って自分の分は自分で払った。