負けは格好悪いですか
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牛島君に白鳥沢まで案内してもらいながら向かった。
「今日は何故白鳥沢へ」
「私バドミントン部なんだよね。白鳥沢で練習試合があったんだけど、今から行っても1ゲームできるかどうか」
「……」
牛島君の視線が私を上から下まで見たのが分かった。
言いたいことは分かる。
「今私の身長を見てコイツ運動できるのかって思ったでしょ!こう見えて部長なんだよ!」
「いや、そんなことは………多少」
完全に否定せず多少と言う辺り、彼は天然なのかしら。
そんな他愛のない会話をしていると、あっという間に目的地に着いた。
「体育館はここを真っ直ぐ行ったところだ」
「ありがとう!」
「改めて、今日は本当に助かった」
「いやいや、私の方こそ一人で白鳥沢に着けるか心配だったから、逆に助かったよ!またね」
ペコリと会釈をして、私は急いで更衣室へと向かった。
着替えを済ませてから体育館へ入ると、既に練習は終盤に差し掛かっていた。
「すみません、遅くなりました」
顧問の先生に改めて事情を話してから、ウォーミングアップを始めた。
この調子だと、本当に1ゲームしか出来なさそう。
「●●、災難だったね」
ウォーミングアップの基礎打ちをお願いしたチームメイトからはこんなことを言われる始末。
でも、本当にその通りだ。
強豪校の白鳥沢と練習試合するのを楽しみにしていたのに。
「◯◯、準備できたか?最後にゲーム入れ」
顧問に呼ばれてコートに入ることに。
1ゲーム21点先取、相手は白鳥沢の部長。
「「よろしくお願いします」」
体が温まっていないのもあって前半はグダグダ。後半巻き返したが追い付けずにそのまま負けてしまった。
1か月後の本番では絶対に負けない。
トーナメント戦だから当たるか分からないけど。
帰り支度を終え校門へ向かう途中、校舎から部活の垂れ幕が出ていることに気が付いた。
さすが全国強豪校、たくさんの部活が成果を残しているようだ。
確か牛島君はバレー部だって言っていたっけ。
ーーーー
帰宅してから、スマホの画面とにらめっこ。
私から連絡するべきか。待つべきか。
お礼を催促しているみたいだから、やっぱり待とう。
牛島若利君………か。
何気なくスマホで彼の名前を検索してみると、
「え、めちゃくちゃ有名じゃん!」
そこには全国三大エースの文字が。凄すぎる。
彼に感化され、練習試合での不完全燃焼を発散すべく、ランニングに出たることにした。
「今日は何故白鳥沢へ」
「私バドミントン部なんだよね。白鳥沢で練習試合があったんだけど、今から行っても1ゲームできるかどうか」
「……」
牛島君の視線が私を上から下まで見たのが分かった。
言いたいことは分かる。
「今私の身長を見てコイツ運動できるのかって思ったでしょ!こう見えて部長なんだよ!」
「いや、そんなことは………多少」
完全に否定せず多少と言う辺り、彼は天然なのかしら。
そんな他愛のない会話をしていると、あっという間に目的地に着いた。
「体育館はここを真っ直ぐ行ったところだ」
「ありがとう!」
「改めて、今日は本当に助かった」
「いやいや、私の方こそ一人で白鳥沢に着けるか心配だったから、逆に助かったよ!またね」
ペコリと会釈をして、私は急いで更衣室へと向かった。
着替えを済ませてから体育館へ入ると、既に練習は終盤に差し掛かっていた。
「すみません、遅くなりました」
顧問の先生に改めて事情を話してから、ウォーミングアップを始めた。
この調子だと、本当に1ゲームしか出来なさそう。
「●●、災難だったね」
ウォーミングアップの基礎打ちをお願いしたチームメイトからはこんなことを言われる始末。
でも、本当にその通りだ。
強豪校の白鳥沢と練習試合するのを楽しみにしていたのに。
「◯◯、準備できたか?最後にゲーム入れ」
顧問に呼ばれてコートに入ることに。
1ゲーム21点先取、相手は白鳥沢の部長。
「「よろしくお願いします」」
体が温まっていないのもあって前半はグダグダ。後半巻き返したが追い付けずにそのまま負けてしまった。
1か月後の本番では絶対に負けない。
トーナメント戦だから当たるか分からないけど。
帰り支度を終え校門へ向かう途中、校舎から部活の垂れ幕が出ていることに気が付いた。
さすが全国強豪校、たくさんの部活が成果を残しているようだ。
確か牛島君はバレー部だって言っていたっけ。
ーーーー
帰宅してから、スマホの画面とにらめっこ。
私から連絡するべきか。待つべきか。
お礼を催促しているみたいだから、やっぱり待とう。
牛島若利君………か。
何気なくスマホで彼の名前を検索してみると、
「え、めちゃくちゃ有名じゃん!」
そこには全国三大エースの文字が。凄すぎる。
彼に感化され、練習試合での不完全燃焼を発散すべく、ランニングに出たることにした。